2009/8/19 WED
最近読み終えた是川銀蔵[1991],「相場師一代」小学館文庫、
最後の相場師といわれる是川銀蔵が書いた唯一の自伝だけに
なかなか面白かったス=^_^=
でも、鹿児島県菱刈金山の金鉱脈発見を材料とした
住友金属鉱山株の買占め事件で、
買取価格の口約束を守ってやたらに自慢する件は
「口約束でも契約は契約、守るのは当たり前」
とちょっと辟易したかめさん(^^ゞ
文書で合意内容を残せば証拠能力は高まりますが、
法律的な効力は口約束も公正証書も同じなんですよね。
ただ、是川さんが活躍した時代、
政治家の口約束、選挙公約なんて破られるのが当たり前、
是川さんが自慢したくなるのも分かるか(^^ゞ
その点最近はやりのマニフェスト選挙、政権公約が
口約束からきちんと残る文書になって、
以前よりは約束の重みが違ってきたと思うかめさん。
ただし、各党の違いが分かりづらい゛(`ヘ´#)
ましてや候補者個人の考えが
所属政党のマニフェストと微妙に違うケースも多く、
なおさら分かりづらい゛(`ヘ´#)
と、イラッとしていたかめさんが
「これはありがたい♪」と思ったのが、
今朝の朝日新聞に載っていた、東大との共同調査で
候補者の考えを政党別にアンケート集計し、
政策別に1本の線上に表示した図で、
これは分かりやすい=^_^=
ちなみに自民党と民主党については
4年前との比較もできるように工夫されており、
これで”ブレ”も一目瞭然。
何といっても”ブレ”が一番目立ったのが
自民党の「小さな政府志向」が大きく後退したこと。
小泉改革から世界同時不況へと
情勢が変わったことも大きいんでしょうが、
こんだけ変わると4年前は何だったでしょうか?
という気になっちゃうかめさん。
間違いなく次の総選挙でも比較されちゃいますから、
心してください、政治家の皆さん=^_^=