2009/8/21 FRI
”国策捜査”という言葉は、
佐藤優[2007],「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」新潮文庫
で広まったといわれています。
つまり鈴木宗男氏の追い落としを図ろうとした小泉政権が仕組んだもの、
と佐藤優氏は主張しているんですね。


また、細野祐二[2007],「公認会計士VS特捜検察」日経BP社でも、
シロアリ駆除会社キャッツの粉飾決算をめぐって、
公認会計士監査を厳しくしようとする国の意向に沿った捜査が行われた、
と細野さんは書いています。
確かに本の中にあるように、
検事が予め作っておいた調書に脅かしたり、なだめたりしながら
同意させるやり方は明らかにやり過ぎだし、
冤罪を生む温床ですよね。
ただ、自分に都合の悪い捜査をされると、なんでもかんでも
「国策捜査」と非難する人がいることも事実なんですよねー(^^ゞ


酒井法子容疑者も逃げ得か?と言われる6日間の逃亡ばかりではなく、
携帯を捨てたり、髪を切ったりと
証拠隠滅工作を疑われ、きっと捜査当局の心証は真っ黒(^^ゞ
でも、だからといって物証もなしに調書にハンコを押させるような
”国策捜査”まがいのやり方は当然×
12日のこのブログで
「社会的制裁を受けているので起訴猶予、という考えは詭弁」
とバッサリやったかめさんですが、
逆に社会的影響が大きいからといって、
一般の人に比べて証拠が弱いのに厳しい扱いを受けるのも、
後々”国策捜査”と言われかねません。


捜査員を増やすなり、
証拠能力が弱いといわれる毛髪検査の科学的根拠を補強するなりの
正攻法で酒井容疑者が起訴され、裁かれることを望む、
かめさんでした=^_^=

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