2009/9/8 TUE
昨日の日経夕刊によると
原油ETF(WTIという米国の原油先物に投資する上場投資信託)が
まだ上場後1か月なのに、個人に人気だそうです。
原油は株式などと値段の動きが違うので、
株が下がっても原油で儲かることもあって、
いわゆる分散投資対象として人気があり、
インフレにも強いですしね。
ただ、同じ商品投資ならかめさんは金の方がおすすめ。
原油を現物でもらってもどうしようもないけど、
金は宝飾品や金貨として保有することも可能だし、
値動き(リスク)も原油より金の方が小さいですしね=^_^=
で、気になったのが記事の中で
米国の有名な投資家ジム・ロジャーズが
「日本人はどうして商品への投資をあれほど怖がるのか」
という疑問を示していた件。
日本を代表してかめさんがお答えします=^_^=
梶山李之さんが書いた小説「赤いダイヤ」を一度お読みください。
1950年代、赤いダイヤと呼ばれた小豆相場を描いているんですが、
いやーこれが面白い、でもそれ以上に怖い(^^ゞ
主人公は小豆先物相場の買い方なんですが、
売り方が商品仲介会社の社長兼商品穀物取引所の理事長。
理事長の立場を悪用して、
取引所のルールをどんどん売り方に有利に変更しちゃうんですね、
いやはや(^^ゞ
これじゃ相場や天候の読みも、需給も関係なし、
サッカーでレフェリー4人が敵に回るようなもんです、
ハイ゛(`ヘ´#)
いまはこんなことはさすがにありませんが、
日本人のDNAには商品相場=怖いというイメージがまだ残っているんです。
でも、小説自体はとても面白いので、
商品相場に興味がなくてもぜひ一読を=^_^=