2010/8/8 SUN
最近立て続けに報道されている、
はるか以前に死亡したと思われるお年寄りが、
戸籍上生きていたことになっていたお話。
テレビや新聞では有識者と呼ばれる人が
「行政の怠慢、なっとらん」
といった調子で、
お役所をやり玉にあげていますが・・・
数日前の読売新聞・編集手帳で紹介されていた、
作家松山巌さんの「手の孤独、手の力」の一節。
ビルの屋上から投身自殺した女性の遺体が
数カ月後に植え込みから見つかりました。
飛び降りたことを知る者はいなかったのですが、
ビルの管理用コンピューターは
その日に屋上に出て戻らなかった人間「1」を記録。
松山さんはその「1」を「現代の幽霊」と呼ぶそうです。
ゾー、まさに夏の夜の怪談、怖いですね(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ
でも、ビルでできるということは、
日本国中いたるところに監視カメラをつければ、
冒頭のような行政の怠慢はなくなるはず。
きっと技術的には可能でしょう。
でも、
そんなことをしたら税金をいくら払っても足りません。
実は、
「行政の怠慢、なっとらん」
といっている有識者こそ、
現代の怪談じゃなかろうかと思う、
かめさんでした(^^ゞ