2010/8/21 SAT
昨日の日経夕刊に
「日航、12年末までに再上場」の記事。
で、これを最初
「12月末までに」と読み違え
「今年2月に上場廃止で、
1年も経たずに再上場とは感心、感心」
とノーテンキなかめさん、
実は3年近くかかる、と気づいて、
「エー!?」
だって、GM(ゼネラル・モータース)はつい先日、
1年余りで再上場したばっかりだよ、
とつい、ムキになるかめさん。
日本と米国の法律の違いはあるんだろうけど、
3倍近く違うというのは、
かめさん以上にノーテンキじゃありません?
かめさんも規模は違うけど銀行時代、
日航と同じような会社更生法に
何度か係り合いました。
確かに面倒だし、時間もかかります。
更生法申請が決まると、
管理人=弁護士をチーフに、
公認会計士を含めた専門家チームが会社に乗り込み、
会社の実権は彼らの手に。
フツーに考えれば、
銀行はじめ債権者は早くケリをつけてもらいたい、
と考えそうなもんですが、
実は以前は違ったんですね。
というのも昔の日本は右肩上がりの時代、
ズルズル更生を引き延ばせば、
土地の値段が上がって、
借金を完済した上にお釣りが出る、
なんてことがよくあったんです=^_^=
石の上にも3年というのは、
我慢強いという意味の褒め言葉。
でも、時代は変わって、
3年も同じ石に座っていたら、
石が苔むしてしまいます。
なにせ、御巣鷹山の慰霊登山道の負担金支払まで滞る日航。
日航が普通の会社に1日も早く復帰するのは国民の総意。
鍵を握るといわれる銀行団のみなさん、
チャチャっといきましょうよ、チャチャっと=^_^=