2011/1/13 THU
日本にスキーが伝わってから
今年で100年ということで、
日本陸軍にスキーを教えた
レルヒ少佐の写真をあちこちで見かけますが、
髭をはやして、
腰に手を当て、
長い杖を持った雄姿(?)は
ちと笑ってしまうかめさん=^_^=
レルヒ少佐だけじゃなく、
女性たちがはかま姿で
杖を使って滑るイベントまで見ましたが、
何せ日本のスキー人口は
ピーク時の三分の一(>_<)
女性たちの涙ぐましい努力が
報われるか心配です。
第一、レルヒ少佐のふるさとオーストリアでさえ
スキーは若者たちから
「古い」「退屈」「寒い」と敬遠され、
1950年代から義務付けられていた
1週間のスキー合宿も自由参加になり、
参加者が半減したそうな(^^ゞ
そんなお先真っ暗に見えるスキーですが、
2004年にニセコ・ヒラフスキー場が
豪州資本に買収されました。
そして、
現在はニセコのスキー客の4割が外国人!
もちろん、豪州だけじゃなく、
中国や韓国からもスキー客が押し寄せ、
一泊30万円の部屋も人気♪
特に上海や香港の若者にとってのスキーは
バブル期の日本のスキー人気の比じゃなく、
+ヨット+ハワイ旅行くらいの憧れ。
お金もバンバン使ってくれるようです=^_^=
ニセコにばかり良い思いをさせておけない、
とばかりに、白馬や蔵王では、
中国語案内にウォン両替まで。
外国人WELCOME一色の日本のスキー場に
レルヒ少佐もびっくりです(^^ゞ
でも、レルヒ少佐の来日目的は、
実はスキーではなく、
日露戦争に勝利した日本陸軍の研究。
日本側も直前に起きた八甲田山の雪中行軍事件が
スキーがあったら防げていたんじゃないか、
というお家の事情があったんですね(^^ゞ
元々キナクサイ話しと切っても切れないスキー。
でも、スキー場では尖閣やら竹島の話は忘れて、
仲良く滑りましょ、世界の皆さん=^_^=