2011/2/26 SAT
奥田建人さん19歳。
NZ地震で倒壊したビルの下敷きとなり、
右足を切断して救出されました。
「救助隊の方から
”助かるために足を切るぞ”
と言われました」
とベッドで語る奥田さん。
淡々とした語り口が
一層、命の尊さを際立たせます。
一方リビアでは、
傭兵たちがデモ隊に無差別で発砲。
尊い命が虫ケラのように扱われています。
ところが、原油価格高騰を受けて
カダフィ大佐の後継者と言われる次男が
「油田は決して攻撃しない」
と語った記事が経済面に。
国民の命より石油?
かの国での命の軽さには驚かされます。
でも、よく考えてみれば、
日本が石油を求めて
太平洋戦争を起こし、
特攻隊など多くの尊い命を粗末にしたのは、
60数年前のこと。
ついこの間まで、
リビアを笑う資格はありませんでした。
新聞、テレビで報じられる
安否不明者28人の写真や名前を見ながら、
命の重さには、
時代も国もないと、
クライストチャーチの奇跡を祈る、
かめさんでした。