2011/3/7 MON 東京は朝からみぞれです。
昨日、
在日韓国人からの献金問題で辞任した前原外相。
賛否両論ありますが、
2006年の偽メール事件で、
辞任まで1か月以上かかり、
非難された経験からすれば、
スパッとやめて良かったと思います。
海外からの政治的影響力をなくすために設けられた
外国人からの献金禁止規定。
法の趣旨は現状からすれば理解できますが、
母子家庭だった前原氏を小さいころから応援し、
5年前から毎年5万円づつ計25万円を献金した
焼き肉店主の女性が
「私のせいで」
と涙ぐむのを見ると、
割り切れません。
野中広務・辛淑玉「差別と日本人」の中で、
辛さんは
「日本名を名乗らず、
韓国名で生きてきただけで、
親戚中からつまはじみにされた」
旨を書いています。
そんな複雑な日韓関係の中で、
日本名でされた年5万円の政治献金。
これを暴きだして、
前原外相を辞任に追いやることが、
日本にとってどれだけの意味があるのでしょうか。
雪に変わった窓の外を見ながら
暗澹とした気持になる、
かめさんでした。