2011/3/25 FRI
連日のテレビ報道で
一方的に顔見知りになった、
アナウンサーや専門家の皆さん。
毎日見ていると
「あれっ、今日は目の下にクマ?」
と気付くこともありますが、
「激務が続いて大変だよな」
と応援したくなります。
顔が見えない分、
割を食っているかもしれませんが、
新聞や雑誌の皆さんも
連日の特別編成、
本当頭が下がります。
そんな中で今朝の読売最終面にあった
石巻日日新聞(いしのまきひびしんぶん)の記事。
まず大きな手書き文字の写真に目を奪われました。
そして、よく見ると、これが
ガムテープで貼られた手書きの壁新聞1枚。
日付は平成23年3月12日、
そう大震災と津波に襲われた翌日です。
石巻日日新聞は大正元年、1912年創刊の地元紙。
2階建社屋の1階は床上浸水で使えなくなり、
輪転機も動かなくなりました。
それでも、手書きで6部だけ作った壁新聞。
まったく孤立した石巻の各避難所で
「M8.8、日本最大級の地震・津波」
「天王橋が陥落」
「市役所で炊き出し」
「正確な情報で行動を!」
といった手書き文字が
どれだけ被災者の力になったでしょう。
記者魂と文字の力を改めて教えてくれた
石巻日日新聞でした。