2011/4/14 THU
大震災から1か月余りが過ぎ、
日本の頭脳、英知と言われる人たちが、
震災後の日本うをどう考えているか、
メディアで見聞きする機会が増えています。
例えば堺屋太一さんは
「明治維新では幕藩体制、
敗戦では大東亜共栄圏
という、
いつか来た道に後戻りしなかったことが、
その後の繁栄につながった」
と喝破、なるほど。
政治学者の北岡伸一さん、御厨貴さんは
11日の日経新聞・経済教室に共同で
「関東大震災後の二大政党はわずか8年、
同じ轍踏むな」
と緊急提言をしています。
つまり、関東大震災後の復興を巡って、
政友会と民政党がお互いに足を引っ張り合い、
結局昭和恐慌、太平洋戦争へ突き進んだ、
歴史の教訓を引き合いに出しています。
そんなところへ、
今朝の朝日新聞の見出しを借りれば
「小沢氏倒閣再び」
さっき見たネット版産経ニュースによれば
「小沢氏が内閣不信任案への同調を示唆」
だそうです。
まあ、現・盟友の鳩山由紀夫氏が
「統一地方選後半への影響を懸念、
政権批判の共同声明を出す土壇場で
慎重姿勢に」
は相変わらずお笑いですが、
何を考えているんですかね。
1993年の宮沢内閣時代、
自民党内での派閥争いで劣勢に立たされた小沢氏は
野党が提出した内閣不信任案に羽田氏らと賛成に回り、
新生党結成、総選挙、非自民連立内閣発足へ。
でも、結局これが失われた20年の幕開けでした。
いつか来た道を戻る気ですか、小沢さん。
どんなに頼りない菅政権でも、
まだ、かめさんは支持します。