2011/5/22 SUN
「南欧の国民はもっと働くべきだ」と発言し、
南欧諸国から大ブーイングを浴びている
ドイツのメルケル首相。
統計ではドイツの方が南欧諸国より休暇が長く、
退職年齢もほとんど変わらないそうですから
ブーイングもやむなしですか(^^ゞ
でも、ドイツ国民の本音は
「よくぞ言った」なはず。
今回の発言の陰には、同じEUのおかげで、
キリギリスにように遊んで暮らし
国が破産状態になっている
ギリシャやポルトガルなどの巻き添えは願い下げ、
という大多数のドイツ国民の思いがあります。
第二次世界大戦後は、
「今度はイタ公抜きでやろうぜ」
と日本をけしかけ、
東西ドイツ統一では
旧東ドイツの生産性の低さを嘆いたドイツ国民、
自分たちは世界一優秀な民族、
という強烈な自負があります。
中国の自動車市場でも
フォルクスワーゲンがトップシェアを固め、
サッカーのブンデスリーガも観客動員世界一。
各クラブには厳しい財政規律が課せられ、
その鉄の団結はJリーグのお手本、
なんですが・・・
W杯じゃ
2006年イタリア、2010年スペインと
働かない南欧勢が連破。
ドイツは1990年以来優勝から遠さかっています、
あれれ???
ちなみに皆さん、ガウチ会長って覚えています?
そう、中田英寿がセリエAのペルージャに入団した時の会長。
その活躍で中田を高値でローマに売却し、
成功物語としてNHKで特集までされていました。
ところが今や破産し、脱税のカドで国外逃亡の身。
まあ、イタリアでよくあるタニマチ経営の典型とはいえ
その落差が半端じゃない(^^ゞ
でも、そのイタリア、
やっているサッカーは超現実主義。
ドイツも堅実なサッカーだけど、
時々ストレスが溜まって暴発しちゃいます。
対して、イタリアは我を忘れて、
なんてことがほとんどありません。
イタリアサッカーの経営とプレーの落差に
いつも戸惑っている、かめさん(^^ゞ
メルケル首相も、いつまでもイタ公は、
なんて思っていると、
しっぺ返しが来るかもよ=^_^=