2011/7/26 TUE
今朝の朝日で
元東大総長にして仏文学者の蓮實重彦さんが
女子W杯決勝を語っていました。
曰く
「米国の1点目は美しかったが、
日本の2得点は美しくなかった」
えー、米国の1点目を振りかえると
永里が前線で相手4人からボールを奪われ、
縦パス1本でモーガンが熊谷に競り勝ち、
右隅にクリーンシュート。
確かにモーガンの個人技は素晴らしかったけど、
言ってみりゃ、
岩塩とペッパーだけのアメリカンステーキ=^_^=
対する日本の1点目は
中盤で奪ったボールをじっくりつなぎ、
右に開いた永里の折り返しを丸山がつぶれ、
50メートルを駆け上がった宮間が押し込みました。
確かに最後のゴールシーンだけ見ると一見ごっつあんゴール(^^ゞ
でも、宮間がキーパーのタイミングを外すために
左のアウトサイドで半テンポ早くプッシュした仕上げも、
そこに至るまでのボール回しも、
実に日本らしいゴール!=^_^=
2点目、沢のコーナーキックからのゴールは
カンフーキック一発芸かもしれませんが、
その前にコーナーをゲットした
右サイドバック近賀のオーバーラップは
日本のパスワークの賜物=^_^=
ま、モーガンが美人だ、つーなら、
それは個人の趣味ですからとやかく言いませんが、
繊細な懐石料理=なでしこのサッカー
を味わう審美眼も養ってほしい
蓮實さんでした=^_^=