2011/8/27 SAT
やっとこさ退陣を正式表明した菅さん。
3ヵ月もの政治空白を作った張本人が
「評価は歴史に委ねたい」
で周囲はどっちらけ(^^ゞ
本人としては
「原発に依存しない社会」に道筋をつけた、
というとつもりのようですが、
いくら脱原発を唱えても、
その代替案もなしに思いつきを連発し、
混迷は深まるばかり。
勘弁しちくりー、と叫んだのは
かめさんだけじゃありませんでした(>_<)
もう遅いですが、そんな菅さんに
「読んでみてよ」と薦めたいのが、
最近読み終えた
真山仁[2008]「マグマ」
地熱発電がテーマなんですが、
原発に固執する電力業界と政官界の癒着を
浮き彫りにする一方、
無限に眠る地熱エネルギーに賭ける人間ドラマを描く
真山仁さんの筆は、代表作「ハゲタカ」以上。
なぜ日本で地熱発電が普及しないのか、
物語の進行とともに明らかになっていきますが、
フクシマ後の日本のために書かれたような一冊。
菅さんも首相在任中は政局ばかりで
本を読む暇もなかったでしょう。
遅い夏休みに持っていく一冊に
是非加えて欲しい
真山仁「マグマ」でした=^_^=