2008/11/11 TUE
日曜日の夜、篤姫を見ながらストレッチをしていると、
突然左腰に痛みと力が入らない感覚が。
そう、13年前にやった
ぎっくり腰の記憶がよみがえりました。
ヤベー、と思ってすぐにストレッチを中止、
昨日ハリを打ってもらい、
夜にはBUMBでサッカーを何とか
2時間やるまでに回復しました、エガッター(^^ゞ
洋士コーチはじめ
みなさんご心配をおかけしました<(_ _)>


たまたま朝日新聞夕刊に腰痛の記事が。
簡単に言うと、腰痛も外科的な要因だけじゃなく、
ストレスや社会的要因の積み重ねも
関係することが多いことが
最近の研究で分かってきたそうっす。
かめさんの場合も、
サッカーでストレス発散したのが良かったかも=^_^=


こういった、小さなことが大きなことに影響することを
物理学では”カオス”と呼ぶそうですが、
高安秀樹さんという物理学者が
相場の研究をしている本や記事が面白いです。
蝶のはばたきですら
天候に影響を与えることがあることを引き合いに、
相場のちょっとした動きが
大きなトレンドになるという説なんですが、
物理学の考えを金融に生かそうという試みです。
ただ、本人も認めているようにまだ発展途上の研究。
今後が要チェックです=^_^=

2008/11/10 MON
11月7日の日本経済新聞にCDS(損失肩代わり商品)の
企業や国ごとの取引総額や万が一の損失額が載っていました。
CDSというのは、例えば三井住友銀行がトヨタに
1兆円の貸出金や社債を持っている場合、
保証料を払ってトヨタが倒産した場合に
三菱東京UFJに肩代わりしてもらうデリバティブ取引です。
普通の保証と違うのは、
三菱東京UFJが再度みずほなどに
倒産リスクを譲渡できることですね。


今回の世界同時金融危機では、
倒産したリーマンブラザースが絡んだCDSで
世界的な金融機関破たんの連鎖が起きるんではないか、
と随分心配されました。
結果は杞憂に終わりましたが、
元の取引から何倍にも不安が増幅される
デリバティブの負の側面が出ちゃいました。


ただ、ポジティブ発想のかめさん、
この米国の機関が発表した企業や国ごとのCDS一覧表を見て、
「これって格付けよりよっぽど当てになるんじゃない?」
とひらめいちゃいました。
ま、そんな大げさなもんじゃないですけど(^^ゞ


このコラムでも
10月18日”おれおれ詐欺と格付け”で書いたように、
かめさんは格付けを信用していません、きっぱり=^_^=
それより、このCDS一覧表の方が、
「あーやっぱりあの会社は」
と言うマーケットの本音がよく分かります。


どうもデリバティブ性悪説が
幅を利かせているな今日この頃ですが、
○○とはさみは使いよう、ということですね=^_^=

2008/11/08 SAT
今朝の日経新聞によると、
アイスランド政府が日本政府に資金支援の要請をした、
とのこと。
先月22日のこのコラム
「明日は我が身:アイスランド通貨暴落」
でも書きましたが、
世界同時金融危機→銀行の経営危機
→自国通貨クローナ暴落で経済が崩壊状態に。
その後、国有化した最大手銀行が
日本で発行した債券まで債務不履行を起こし、
アイスランドという国自体が
破産状態になってしまいました。


かめさんは”明日は我が身”と書きましたが、
誰もが思うことが「こんなに上がったり、下がったりする
為替相場の仕組みが悪いんじゃない?」ということ。
じゃ、1ドル=360円とか308円という
1973年以前の固定相場制どうよ、という話ですが、
今これに戻せばもっと大変なことになります。
例えば1992年のポンド危機。
当時ユーロへの参加を目指し、他欧州通貨に対して
限定的な変動相場をとっていた英国・ポンドですが、
ジョージ・ソロスの投機的なポンド売りを浴び、
イングランド銀行が破たんの危機に瀕しました。
同じような例は世界中で繰り返されおり、
さすがに固定相場制どうよ、
という声は聞かれなくなって久しいのです(^^ゞ


10日くらい前のテレビで、
「漁師をやっていたアイスランド人の男性が
バブルの波に乗って、8年前銀行員に転身。
でも結局今回の金融危機でリストラされ漁師に戻る。」
という話が。
結局アイスランドは漁業国で生きていくしかないのか?
というまとめだったんですが、
魚を売る先の多くも多分外国、
為替相場の影響は無視できません・・・。


最近はこういった経済の動きの激しさに
他分野の研究者の注目も集まり、
物理学や心理学の世界からの研究も盛んになっています。
分野や専門はどうでもいいから、
この荒れ狂う相場を
上手に手なずける方法を誰か考えちくれー(^^ゞ

2008/11/07 FRI
今朝の読売新聞・人生相談欄は
「株で家族を苦しめる夫」。
相談された40歳代女性の方にはお気の毒ですが、
今回の金融危機で1500万円の損、
子供のお金にまで手をつける、
というのはちと只事じゃないです。
回答者の樋口恵子さんも
「男のバクチ好きは浮気より怖い」といって、
断固たる対応をアドバイスしていましたが、
これってまさに現代経済の縮図。
世界的な低金利で余ったお金が
株や原油、サブプライムローンに向かい、
世界はカジノ経済に。
膨らみ切った風船が
針の一刺しで破裂するのは簡単でした。


株などの市場経済は本来、犬の尻尾のようなもの。
ところが犬の尻尾が
犬そのもを振り回すことがままあります。
男のバクチ好きと同じように
歴史上何度も繰り返されるバブル発生とバブル崩壊は
まさに実体経済が犬の尻尾に振り回されている構図。


今朝の日経1面によれば、
来年は戦後初めて
日米欧同時マイナス成長になるとのこと。
でも考えて下さいよ、株価は半分になっているのに、
経済全体は先進国でせいぜい△1%くらい、
逆にBRICsは鈍化するといっても
3-8%の経済成長が見込まれています。
所詮株価なんて経済全体から見れば
犬の尻尾なんです=^_^=


むしろ怖いのは心理的悪影響。
株は持ってないし、景気とは関係なさそうな
職業の人たちの財布まで閉まりがちな今日この頃。
麻生さんが打ち出した全世帯給付金、
いろいろ批判があるのは重々承知ですが、
パーと使っちゃいましょうよ。
金は天下の回りもの、
それが世のため、人のためです=^_^=

2008/11/06 THU
<来る人:オバマ>
第44代アメリカ合衆国大統領に選出された
オバマ上院議員。
これから少なくとも4年間、
このコラムにも幾度となく登場すると思いますが、
日本経済にとっては
難敵として立ちはだかることでしょう。
今回共和党から民主党に政権が代わりますが、
共和党=タカ派、民主党=ハト派
というイメージからは逆に、
歴代政権と日本という関係から見て
民主党政権時代は
両国関係が厳しくなる傾向がはっきりしています。


<来た人:マラドーナ>
オバマ当選は予想どおりでしたが、
まさか、まさかの
マラドーナ・アルゼンチン代表監督就任。
プレーヤーとしての輝きは
だれもが認めるところですが、
現役時代からの奇行・愚行・蛮行は数知れず。
かめさん的サプライズNO1はクラブチームの監督時代、
試合中に放送席に移動して、
対戦相手兼大ファンのボカ・ジュニアーズの
応援を始めちゃったこと!
最近さざ波が立ってきたメッシとの関係も、
娘の婚約者アグエロびいきが影響している、
とかめさんは読んでいます。


<去っていなかった人:KEIKO>
昨日のつれづれ日記にも書いたように、
逮捕された小室容疑者と離婚した、
と思われていたKEIKO夫人。
でも、今朝のめざましテレビによれば
KEIKO夫人本人および事務所が離婚を否定している、
とのこと。
TRFのメンバー二人のほか、
GLOBEのマーク・パンサーも
小室容疑者の復活を願うコメントを寄せていました。
小室容疑者はお金も信用も失いましたが、
もっと大切なものは失っていなかったようです。


最後の結論はMONEY DIARY的には
いけないんでしょうか?
いやいや、お金は後からついてきますよ=^_^=

2008/11/04 TUE
今朝の朝日新聞肩1面に
「10年前に申し込まれた旧住宅金融公庫ローン、
金利倍増時期で滞納の懸念も」の記事。
かめさんとしては
「うーん、来るべきものが来てしまったな」
です、はい(^^ゞ


かめさんの現在の住宅ローンは8年前に申し込んだので
2年後から金利が上がりますが、2.3割の上昇。
それでも結構、きついな
と思つていますが、倍増とは・・・
金利部分だけが倍ですから
返済額が倍になる訳ではありませんが、
多分返済額が5割以上アップするでしょう。


かめさんが申し込んだ当時
「金利が後から上がるなんていやだ」
とだだをこねたんですが、
これが制度ですから、との説明で、
しぶしぶ公庫ローンを組みました。
それでも「めったにいない」
と担当者が驚いた元金均等返済を選択。
普通は元利均等といって、
元金と利息の合計額が
毎月一緒になる返済方法を選択するんですが、
元金均等は最初は返済額が多い代わりに
徐々に返済額が減っていきます。
かめさんとしては
トータルの金利支払額を減らしたかったんですね。
まあ、元金均等と元利均等はいいとしても、
後から金利が上がる制度しか作らない国は変ですよ。
もちろん、若いから後で収入が上がることを期待して、
という考えもありでしょうが、
それにしても選択可能にすべきです。


実は世界同時金融危機の火元となったサブプライムローン、
これも後から金利が上がる仕組みのものがほとんど。
金利上昇後に返済が苦しくなって延滞→住宅を競売
→住宅価格低下→サブプライムローンを組み込んだ証券価格低下
→金融危機→景気悪化でますます延滞、という悪循環。
これもある調査によると、
サブプライムを借りている人ほど、
金融知識が乏しい傾向にあり
金利上昇に苦しんでいる、とのこと。
政府が先頭を切って
サブプライムのようなことをやる日本、
大丈夫ですか?

2008/11/1 SAT
ここ最近、新銀行東京への資本注入が
新聞紙面を賑わしています。
ほかの銀行は世界同時金融危機という
もらい事故の面があるんで、
しょうがないですけど、
新銀行東京の場合は
自分のところの不正融資が原因、
国会でもまだまだもめそうです。


石原都知事も責任はある程度は認めつつ、
「資本注入は銀行が決めること」とか言っちゃって、
国に頭を下げるのはイヤ、というのが見え見え(^^ゞ
昨日の読売新聞を見ても、
取締役陣の経歴は元大手商社会長、元東京地検特捜部長と
確かに豪華っすが、スタートする時点でかめさんは
「おいおい、そんなんで審査なんかできるんかいな」
と思っていました。
かめさんだけではなく、
ある程度銀行で融資の経験がある人は同じでしょう。


曰く
「スコアリングで審査能力を高めて」?
「有担保主義を脱却し」?
「企業の成長力を見極めて」?
・・・・もう、勘弁して下さいよ(^^ゞ
雑駁に言えば、中小企業の決算書を信用して融資していたら
いくらお金があっても足りません。
故に、原則担保は必要です。
簡単に企業の成長力を見極めることができるなら、
銀行融資より株主になるか、自分で起業します。


それに不正融資の手口を見ていると、こういった審査以前、
モラルの問題なんで、なにをかいわんやです。
石原さん、早く全面的に責任を認めないと、
金融安定、景気回復、東京オリンピックにまで波及しますぞ

2008/10/31 FRI
昨日、追加経済対策が発表され、
4人のモデル世帯で6万円超となる給付金などで
総額27兆円の対策になります。
98年小渕さんの経済対策以来となる規模らしいのですが、
その効果をめぐっては議論百出。
まあ、麻生さんも
「やってみにゃあ、分からんべえ」
と心の中では思っていることでしょう(^^ゞ


もちろん、かめさんも神様じゃないので、
この対策の効果は分かりませんが、
評価したいのは「消費税上げ3年後」を明言したこと。
消費税を導入した竹下さん、
5%に上げた橋本さんの例を引くまでもなく、
消費税は政権にとっては鬼門。
それどころか古今東西、
政治家が増税を口に出すのは相当勇気が要ります。
ただ、今の日本でばらまき政策を口にしても不信を招くだけ、
きちんと財源を俎上に載せたことは
十分意味のあることだと思います。
何せ、責任政党を目指すと言っている
民主党の政策財源すら今一あいまい、
ましてや他の政党は言うに及ばずです。
総選挙がいつになるにしろ、
きちんと議論してくださいナ


ただ一つ気になったのが、
新聞の片隅にあった与謝野さんの
「これで3年間は消費税上げがなくなった、ということ」
というコメント。
これだから政治家は・・・
まじめにやらんかい゛(`ヘ´#)

2008/10/30 THU
昨日の日経平均は急激な反転円安もあって
8000円台を回復しました。
根拠なき株安といわれながらも、
急激な円高が最大の株売り要因だったことも事実。
1973年の変動相場制移行以来、
日本にとって円高はほぼ一貫して悪役でした。
輸出企業にとって円高は
手取りの円が減るのでマイナス要因。
でも、最近は円高のメリットを強調する
エコノミストも増えていますよね。


我が家も先週末はかめさん一人を残して、母娘3人が韓国へ
円高ウォン安の恩恵をたっぷり享受してきたようです。
1年前に比べれば韓国国内で使う円の価値が
1.6倍になっているんですから当たり前ですよね。


かめさん的にざっくり整理すると、
円高は企業にマイナス、個人にプラスが大きいようです。
もちろん原料を輸入している内需型企業にとっては
円高はプラスですし、
あまり輸入物価が安くなりすぎて
国内産業が空洞化すれば雇用にも響きます。
ただ、これまでは、企業が潤えば個人も潤う、
という考えでがむしゃらに走ってきた日本。
2003年を底にした景気回復局面でも企業業績は↑なのに、
どうも実感がなかったのはその辺が原因。
そろそろ口先だけではなく、
政策の軸足を個人に移してもよいのでは、
と思うかめさんでした。

2008/10/29 WED
かめさんの希望どおり?目先総選挙はなくなったようですが、
一転民主党が対決姿勢に。
昨日もテレビで麻生さんが民主党の女性議員に
「カップ麺の値段」を聞かれて、
「400円?(実際の平均は170円だそうです)」
と答えてしどろもどろに(^^ゞ
以前、複数の大企業の社長さんに
「一人で電車の切符買えますか?」
なんて企画がテレビであって、
ほとんどの社長さんは買えなかったことがありましたが、
首相の資質との相関関係は
あまりないんじゃないかと思うかめさん。
でも、選挙受けはする質問ですよね。


また、これとは別に他の民主党の議員から
「北朝鮮への制裁解除理由を米国に
きちんと質すべきじゃなかったか」
と突っ込まれた外務大臣もしどろもどろ。
これは情けなかったですぞ゛(`ヘ´#)


いずれにしても世界同時金融危機で
協調ムードだった国会も、総選挙先送りで波乱模様。
でも多くの国民が求めているように
経済対策は本当待ったなしです。
数日前の新聞でちらっと目にしたんですが
(書いた人不明、すみません<(_ _)> )、
中央銀行が直接企業融資をするような、
これまでなかったような仕組みが必要では、
という意見もあります。
この仕組みの是非はまだかめさんに分かりませんが、
1929年の大恐慌もそれまでの仕組みでは乗り切れませんでした。
こういった大事なことをきちんと話し合うために、
自民、民主両党は選挙に気を取られることなく
政策を闘わせてください、お願いします<(_ _)>

2008/10/28 TUE
サッカーのドイツ・ブンデスリーガの
ホッフェンハイムというチームをご存じですか?
実はかめさんも先月まで知らなかったのですが、
今シーズンはじめて1部に昇格した、
何と人口3300人の村のチーム。
1899年設立と歴史は古いんですが、
1990年、このクラブでFWとして活躍したことがある
世界的なソフトウエア会社SAPの創始者のひとり、
ディートマー・ホップ氏が支援を始めてから急上昇、
かめさんが先月26日の朝日新聞夕刊で
このチームの経歴を知った時点で、
18チーム中5位と大健闘。
でも、所詮ここまで、目標は1部残留、
と関係者が言っていたくらいなんですが、
ついにこの週末首位に浮上しちゃいました\(^o^)/


どーせお金持ちオーナーの道楽と思いきや、
今日のスポニチによれば、
投資額の8割は施設などインフラ整備にあて、
選手補強も25歳以下に限定するなど
長期投資のスタンスなんですね。
昔、ボルシア・メンヘングラッドバッハというチームが
ネッツアーやフォクツを擁して、
同じような地方クラブながら
攻撃的な魅力あふれるサッカーで
世界を魅了した時期がありましたが、
思い出しちゃいます。


一方、イングランド・プレミアリーグでは
ロシアの石油王アブラモビッチのチェルシーや
UAEの王族が支配するマンチェスター・シティなど
金満クラブがずらり。
でもこのオーナーたちが10年後も
同じ愛情と投資を続けているとは、
ちょっと考えづらいかめさん。
当然頭の中は、根拠なき安値にある日本株。
長い目で見れば、
100年に1度あるかないかの買い場だと思っています。
目先はまだ下落余地があると思いますが、
長期投資で買いに行きます。
I LOVE 日本株です=^_^=

2008/10/25 SAT
株はバブル崩壊後最安値が目前、
円は欧州市場で90円台まで上昇、
いくら欧米に比べて相対的に堅調といわれても、
これじゃ日本経済もアップアップです(>_<)


で、どこまで行っちゃうの?という話ですが、
今朝のNYは↓、
シカゴの日経平均先物もバブル崩壊後最安値を
下回っていますので
まだ下値は見えていないようです。
ただ、冷静に考えてほしいのは
日本株のバックにあるのは
世界に冠たる技術を持つ日本企業。
海外でも今一番激安は日本株、
という声が圧倒的です。
確かに輸出企業にとって円高はきついですが、
円高メリットが大きい企業まで売られている現状は
あきらかに行き過ぎ。
底は近いと思います。


これに対して売られているユーロやドルの
バックにあるのは紙幣を印刷する各国政府の信用だけ。
金本位制の時代ならいざしらず、
仮にアメリカやユーロ圏で猛烈なインフレになったら、
円はどんどん上昇します。
ドル円相場で95年4月の戦後最高値79円75銭を
意識する人が出てきていますが、
そんな数字は為替に関しては壁になりません、
何せ株と違って裏付けがもろいですから(^^ゞ
明治初期の円ドル為替レートは1ドル1円。
さすがにそこまではありませんが、
ドル、ユーロの下値は見えません。
逆に言えばこれが日本株の最大の不安材料ですね(^^ゞ

2008/10/23 THU
2011年7月からの地デジ完全移行まであと3年を切っているのに、
かめさんちのテレビは10年前のまま。
何やらおいしそうなマグロのトロが画面に映っても、
怪しげな毒々しい赤に見えます(^^ゞ
そんなんで、DVDの録画容量も小さく、
録画しては消し、録画しては消しをせっせこやってます。


そんな限られた容量の中で毎週定時予約しているのが、
スーパーサッカー、やべっちFCの他、がっちりマンデー。
日曜TBS朝7時半からの経済情報番組なのに
”マンデー”とはこれいかに?
月曜日会社で役立ちますよ、というコンセプトなんですが、
数ある経済番組の中でかめさん的には現在一押し。
そうそうたる企業の社長さんなんかを迎えるんですが、
その社長さん達を見事ぼけ役にしてしまう
MC加藤浩次さんのつっこみ芸は名人の域。
ひゃー、よくそんなこと聞けるなぁと
毎週はらはらどきどき楽しみにしています。


スーパーサッカーも加藤浩次さんがMCなんすが、
サッカーの方はセミプロ級
(中学生時代、サッカーの北海道選抜に選ばれています)。
それゆえにちょっとすかした所が見えるんですが、
がっちりマンデーの方は素人の強みか、
怖いもの知らずの行け行けどんどん。
どうも普通の経済番組は一流新聞経済面的なにおいがしますが、
がっちりマンデーは東スポ的砕けた感じがグーです。
今メラニン混入でお騒がせのサイゼリアの社長さんも、
「えー、そんなことカットじゃないの?」
発言連発でした(^^ゞ
加藤さん、この調子でがんがん言って下さいな=^_^=

2008/10/22 WED
朝、新聞受けから新聞を取りだすと、朝日新聞1面トップに
「アイスランド通貨暴落、円建てローン返済倍増」の記事。
確かに、かめさんだって住宅ローンの返済が
急に倍になってしまったら、こりゃやばいっす。
アイスランドの人たちは資本取引の自由化で、
円金利が低いことから住宅ローンや自動車ローンを
円建てで借りることが多くなったんですね。
そこへ世界同時金融危機が襲い、
相対的に経済環境が良い日本の円が高くなり、
自国通貨クローナでの返済が大変になっちゃった、
という訳です。


実は今年の春ごろ、日本のFX(外為証拠金取引)市場で
クローナがブームに。
しかし、人口30万人で、GDPは日本の数100分の1の
アイスランド市場を欲の皮がつっぱた日本のFX資金がかく乱、
ひんしゅくを買っていました。
そのブームに乗って、
今度はこれまた欲を出したアイスランドの人たちが
有利になった円建てでローンを組み、
それが今回裏目に出ちゃったんですね。


日本もアイスランドもどっちもどっち、
という感じですが逆の例も。
今朝のめざましテレビによれば、
オーストラリアドルがピークの100円台から60円台まで急落。
オーストラリアからのスキー客を当て込んだ不動産投資で
地価上昇率3年連続日本一だったニセコが一転大ピンチ。


どっちに転んでも、本当に怖い為替リスク。
日本も一つ間違えばアイスランドの二の舞に
なりかねませんのでご用心ですぞ(^^ゞ

2008/10/19 SUN
今朝テレビを見ていたら
ノ−ベル物理学賞を受賞した南部博士が
「研究成果の土台は日本にあったと思いますか、
米国にあったと思いますか」
と日本人記者に聞かれ、
きっぱりと「米国です」と答えていました。
1970年に米国籍を自分の意思で取って
40年近くになるんですから当たり前っすよね。
というか、
オリンピックの金メダル争いみたいな感覚で聞く方が
島国根性丸出し、という感じなんですが(^^ゞ


でも、ユーラシア大陸の東端にポツンと位置するにっぽん、
島国根性はそう簡単には抜けません。
先々週の水曜日からはじまったドラマ”OLにっぽん”は
そんな日本人の島国根性と中国人の中華思想の
がっぷり四つを見事に見せてくれます。
観月ありさといえば、かめさん的には
”ナースのお仕事”でみせてくれた
ドジキャラのイメージが好きだったんですが、
今回はバリバリのキャリアOLさん。
でも、島国根性と中華思想の板挟みになり大苦戦。
日本の大手商社総務部の仕事の8割が
中国にアウトソーシングできる、
というドラマの発端から引きつけられましたが、
ありふれた異文化激突ドラマを超えています。


地理的条件だけではなく、
言語学的に英語から最も遠い
日本語にも守られてきた日本市場。
個人金融資産1500兆円などにも支えられ、
これまでは日本だけでも完結可能な市場でした。
しかし、お隣中国の発展もあり、
国際競争にさらされるのは本当に待ったなし。
OLにっぽんの舞台・東慶商事の島国根性が
中華思想とぶつかってどうなっていくのか?
毎週水曜日22時日テレが楽しみなかめさんでした=^_^=

2008/10/18 SAT
偶数月の15日は年金の振り込み日ということで、
この間の15日は全国で繰り広げられた
おまわりさんVS詐欺団のバトルが
各メディアを賑わしていました。
今月13日の日経新聞によれば、
おれおれ詐欺の被害にあった人全員が
おれおれ詐欺の存在を知っているし、
うち3割が銀行員の制止を振り切って
振り込みをしてしまっているとのこと。
けがをさせられた銀行員もいるそうですから
こりゃ大変です(^^ゞ


今朝の日経1面のコラム・春秋には、
1977年の新聞に双子の兄弟を装った詐欺犯が
一人二役で現金130万円をだまし取った事件が
紹介されていました。
当時は携帯電話もATMもありませんが、
まさにおれおれ詐欺の原型。
温故知新じゃありませんが、
最近の世界同時金融危機も同じような話がたくさんあります。
例えばA級戦犯の一人と目される格付け会社。
未だ米国の短期金融市場が機能不全になっているのは、
CP(コマーシャルペーパー、金融機関や大企業が
短期資金の貸し借りをする約束手形)の格付けが最上級だった
リーマンブラザーが破たんして、
格付けの信用が地に落ちたことがあります。
格付けというのは、1909年米国のムーディー氏が
約250社の鉄道債券の格付けをしたのが
始めりといわれるんですが、
1970年にはペン・セントラル鉄道のCPが
最上位格付けにも関わらず債務不履行となったり、
今回のリーマンのような話は
初めてじゃないんですね、実は(^^ゞ


ま、格付けの話は長くなるんでこのくらいにしますが、
法律的には「格付けとは本来、分析者の一つの意見にすぎない」
ということは覚えておいた方がよろしいようで・・・。
ご興味がある方は倉都康行さんの
「金融史がわかれば世界がわかる」ちくま新書が
面白いですよ=^_^=

2008/10/17 FRI
今朝の朝日新聞、日経新聞の1面に
「月内解散、11月30日総選挙か」の記事。
日経には「株安続けば見送りも」という但し書きがありますが、
いわゆるアドバルーンを上げて様子を見てみよう、
ということなんでしょうが、
思わず「本気っすか?」と言ってしまいました。


世界同時金融危機の震源地米国は
大統領選が大きな足かせになっているのは皆さんご存じのとおり。
日本もあまり報道されませんでしたが、
福田さんが投げ出したときに海外からは
「この危機的な状況でなぜ?」という声が上がっていました。


いうまでもなく現状は福田さんが投げ出したときよりも
数段情勢は悪化しています。
日経平均の下落率がNYよりも大きいのは
その辺に理由があると考える、かめさん。
「選挙なんかやってる場合じゃないでしょ」
と当分怒りが収まりそうもありません゛(`ヘ´#)

2008/10/14 TUE(おまけ)
三菱UFJが明日に予定されていた
モルガンスタンレーへの9千億円の出資を前倒し実行したのには、
良い意味で大きなサプライズでした。
その思いはNY市場関係者も同じだったと見えて、
モルガン株は何と85%の上昇、
NY市場の史上最大の上げ幅に大きく貢献したと言われています。
実は先週末の株価で行くと
三菱UFJは出資でいきなり1500億円の損失となり、
出資の取りやめも取りざたされていました。
それをたった1日とはいえ、毅然と実行した決断に花丸です=^_^=


モルガンスタンレーは米国投資銀行では現在2位の規模。
しかし、歴史を振り返ると、米国金融資本の象徴です。
1914年のFRB(米国連邦準備制度理事会)設立以前は
実質的な中央銀行の役割を演じ、
大恐慌の時は、立会場にモルガンが現れ、
果敢な買い注文で市場を活気づけたことが伝説になっています。


今回の三菱UFJの英断はそんなモルガンの伝統を受け継ぐもの。
マスコミではハイリスクを危ぶむ声もありますが、
長い目で見れば、きっとモルガン=三菱の日米両国を代表する
資本の名声と企業価値を高めてくれる、
と信じるかめさんでした=^_^=

2008/10/14 TUE
今、日本時間の午前5時過ぎ、
NY市場が史上最大の上げ幅900ドル超を記録、
9000ドルを回復し引けました。
かめさんだけではなく、世界中の多くの人々が、
ひとまずほっと胸をなで下ろしているでしょう=^_^=
なにせ、うちの娘が高校時代の同級生たちと会ったとき
「株やばいよね」と話題になったそうですから、
こりゃ本当にやばいっす。
昨日のテレビでも今回の金融危機、株価暴落で
再び就職氷河期か?
と各大学、学生が危機感を募らせているそうですから、
事態は本当に深刻です。


先日のG7で日本の中川財務大臣の
「日本のバブル崩壊の経験を生かせ」という提言が
各紙で報じられていましたが、米国側の反応は
「もう充分研究している」というつれないもの。
読者のみなさんは「なんか感じ悪ーい」とお思いでしょうが、
それもそのはず、米国が本当に参考にしたいのは
1990年代前半、
日本と同じようにバブルが崩壊したスウェーデン。
超党派で政治が動き、大胆な銀行への資本注入を実行、
数年で経済の立て直しに成功し、
注入した公的資金の大半も戻り、
納税者負担は結果的にほとんどありませんでした。
ま、日本は反面教師にしてくださいナ(^^ゞ


とは言っても、こういった株価反発は大恐慌時でも、
日本のバブル崩壊過程でも何回も見られたこと。
一刻も早い次の一手、次の次の一手を市場は待っています。

2008/10/13 MON
昨日ガソリンを入れたんですが安くなりましたねー。
最近はあまり車に乗っていないんで参考にはなりませんが、
ピークに比べるとリッター30円、15%くらい安くなりました。
でもNYの原油先物を見るとピークの半値近くになりましたから、
まだ下がりそうですよね。


普通、原油価格下落は日本経済にとってプラスなはずなんですが、
株価同様下げるスピードが早すぎます。
昨日のつれづれ日記にも書いた石油王アブラモビッチが
個人資産2兆円を失っただけではなく、
次々にロシアの資源関係企業の業績悪化が伝えられています。
同じ資源国のブラジルもあっと言う間に経済が悪化、
株価暴落のニュースが大きいため目立ちませんが、
あまりに急激な資源価格下落も世界経済にマイナスです。
ちょっと前なら産油国・資源国のマネーが
株価を下支えしていたんですが
完全に歯車が逆回転、世界規模での逆資産効果が起きています。
過ぎたるは及ばざるがごとし、って奴です(^^ゞ


こんな買い手不在の中、
あらゆる株価指標が売られすぎを示しています。
とは言っても、日経平均下落率ワースト5に入る暴落が
2回もあった局面は1949年5月16日の平均株価算出開始以来初めて。
NYダウも、1日の下落率NO1は1987年のブラックマンデーなんですが、
1929年の大恐慌時は何回も暴落があって、
数年後に株価がピーク時の11%になったんですね。
でも現在との最大の違いは、当時は金本位制で
金融当局にできることが限られていたこと。
金融機関から資産を買い取ったり、資本注入をしたくても、
中央銀行の金庫から金がなくなったらお終いでした。


さて今回のG7に対する市場の評価やいかに?
今日の欧州市場を全世界が固唾を飲んで見守ります。

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-6359-4979
090-3540-4179

かめさんのつれづれなるまMONEYのホームページです。

株式会社かめや投資経済研究所では、いずれの金融機関からも独立した独自の視点でのんびり、ゆっくり行く長期分散投資のノウハウを、金融工学やデリバティブの視点も交えて、分かりやすくお伝えしています。

日記・コラムは、マネー情報を中心とした「MONEY DIARY」とプライベートを中心とした「つれづれ日記」の二本立て。株、債券、為替、不動産、金、オルタナティブ、投資信託など資産運用の参考にするも良し、食う、蹴る、読む情報などから、かめさんになじむも良し。ご質問、ご意見、ご感想いつでも大歓迎です。

どうぞ気軽にお立ち寄りください=^_^=

お気軽にお問合せください

お電話でのお問合せ

03-6359-4979
090-3540-4179

株式会社かめや
投資経済研究所

住所

東京都江東区