2009/2/13 FRI
先週近くの大型電機店に出かけようとしたら、
かみさん「玄関の電球切れてるんで買ってきて」
かめさん「値段は白熱電球の6〜10倍するけど、
電気代が1/5、寿命が7倍の
白熱電球のような蛍光灯が出てるらしいんだけど、
どうする?」
と、たまたま直前にテレビで見たばかりの
知識をひけらかす、かめさん。
でも結局、よく分かんないし、
まあ、いいや、といつもの調子で電機店へ。


ところが電機店では、
件の白熱電球型蛍光灯がずらり(^^ゞ
その話をかみさんにすると、
「そういえば、売ってるわね〜」とあっけらかん。
「でも、つい安い方、
昔からの白熱電球を買っちゃうのよねー」とのこと。
でも、冷静に(と言うほど難しくない(^^ゞ)
計算すれば、今ある家中の白熱電球をとっ代えても、
場所によっては1年くらいで元がとれるはず。


ちょうど今朝の日経でも、
東芝グループが来年で白熱電球の生産をやめて
白熱電球型蛍光灯へ生産を一本化するとのこと。
他にもハイブリッドカー、LED信号機と
エコ消費のニュースが目につきますが、
一方では右を見ても、左を見ても節約、節約。
でも、こんな地球にやさしく、
財布にもやさしいエコ消費、
まずかめさんちで始めます=^_^=

2009/2/10 TUE
なくて七癖、数あるかめさんの癖のひとつに、
すぐ「すみません」と言ってしまう癖があります(^^ゞ
サッカーの練習や試合をしていてミスをすると、
すぐ「すいません」。
「サッカーはミスのスポーツ、謝ることはない!」
と怒鳴られて、また「すいません」、たはは(^^ゞ


でも、昨日の日経夕刊に
イトーヨーカ堂は中国四川省の
成都店総経理(社長ですね)三枝富博さんは
日本流の顧客サービス「お辞儀の心」で、
中国流通業界の改革開放後30年の
功労者30傑に選ばれたとのこと。
記事によれば、中国はメンツの国、計画経済時代の
「売ってやる」「どうして頭を下げる必要があるのか」
という意識がなかなか抜けなかったそうです。
記事から伝わるだけでも
体重を80キロから63キロまで落としながら
頑張った三枝さんはすごい!


昨日見たクイズ番組のチーム対抗戦でも
間違ったときの態度は人それぞれ。
でも、間違ってチームのみんなに迷惑をかけても
態度がでかい奴は、「なんだ、こいつ゛(`ヘ´#) 」
と思っちゃいますよね=^_^=


日本人も外国の人とのつきあいが増え、
先に謝ると「謝ったら負け」とか
「後でトラブルになった場合に不利」
とか言いますよね。
でも、もっと大事なのは「お辞儀の心」かも。
ヨーカ堂成都店三枝さんが教えてくれました=^_^=

2009/2/9 MON
1週間くらい前、電車に乗っていると
若い男性がドアに寄りかかって
携帯端末でマンガを読んでいました。
この類のマンガを見るのははじめてのかめさん、
その絵のきれいさにびっくり。
ジブリ風の絵なんですが、もちろんカラー、
吹き出しの代わりに画面下にセリフが出てきて、
男性がボタンを押すと
画面が次々に切り替わる仕組み。
1駅乗っている間中、
ついつい男性の肩越しに
覗き込んでしまいましたが、
かめさんの隣の女性ものぞいていました、
たはは=^_^=


去年は91年続いた「主婦の友」が廃刊になるなど、
雑誌販売が過去最悪の前年比4.5%↓、
出版全体でも3.2%↓。
朝日新聞の赤字100億円も世間を驚かせました。
もちろん、世界同時不況の影響も大きいのですが、
一方価格比較サイトで有名な「カカクコム」は
純利益が前年比76%増と、
活字、情報の電子化が一層進んでいるようです。
紙媒体のマンガが減ったという話はまだ聞きませんが、
電車で見たマンガ@携帯を見ると、
マンガも電子書籍化がどんどん進みそうですし、
電子書籍は在庫を置く倉庫も必要がなく、
返品リスクもないので
出版側にもメリットが大きいそうな。


この調子でいくと、
本や雑誌、新聞であふれ返っている
かめさんの回りもすっきりし、
携帯端末一つあればいつでも、
どこでも好きな本やマンガ、雑誌、新聞が
見られるようになるんですかね?
すごい!と思う反面、
紙とインクのにおいが消えていくことに、
一抹のさみしさを感じる、
アナログなかめさんでした(^^ゞ

2009/2/7 SAT
赤字決算の嵐の中、
スズキが55%の減益ながら
インドでの軽自動車販売好調にも支えられ
黒字見込みを発表しました。
配当も未定とする自動車メーカーが多い中、
配当維持も明言し、大健闘といえるでしょう。
中でもかめさん注目は
他のメーカーが人員削減に動く中、
間接部門も含めた
一時帰休、ワークシェアリングで
コストを削減していること。


実はスズキという会社、
70年代の排ガス規制に対応できず、倒産寸前に。
トヨタからエンジン供給を受け、
なんとか生き延びることができましたが、
数年間は新卒採用もできませんでした。
その後アルトのヒットや
インドでのシェア50%獲得で
業績を伸ばしましたが、
30年間トップに君臨する鈴木会長によるところが
大きいと言われています。
もちろんワンマンの弊害も指摘され、
去年7月21日の朝日新聞のインタビューには
会長本人が「後継の人材難が最大の反省」
と答えています。
ただ、配当と雇用維持、
株主と従業員に対して
バランスをとった手腕は見事です=^_^=


この株主と従業員のバランスは、
スズキや日本だけではなく
百年に1回の危機もあって、世界的なキーワード。
でも、おとといの読売に載っていた、
あるシンクタンクの研究者の方の
「ワークシェアは産業構造の転換を遅らせ×。
派遣社員に正社員と同じ給料を
法的に保証するドイツ型派遣は○」
という意見には???。
これって、肺炎の患者に
「体力をつけるため、外を走ってきなさい」
と言ってるようなもんじゃないのかな?
ドイツの派遣が71万人と、
日本の384万人に比べて少数に止まっているのも
その辺が理由と推測するかめさん。
どうもこの意見は研究室の中でのお話、
と感じてしまいます(^^ゞ
やはり、スズキのバランス感覚に
拍手を送るかめさんでした=^_^=

2008/2/6 FRI
昨日のこのコラムの最後で
突然登場したTBS「ざっくりマンデー」。
毎週月曜日24時59分からの放送なんすが、
必要最小限の情報を”ざっくり”伝える、
というコンセプトが面白いっす=^_^=
「社会経済初心者テキスト」と銘打っている番組を、
経済のプロであるかめさんが
喜んで見ているのも何ですが(^^ゞ、
大学生から上場企業の社長さんまで
楽しみながらためになる番組です。


小倉優子さん&TBS入社2年目杉山真也アナの
どしろーとコンビの”素”っぷりが新鮮=^_^=
去年の10月23日のこのコラムで
同じTBS「がっちりマンデー」の
加藤浩次さん&進藤昌子さんを
つっこみ名人と紹介しましたが、
「ざっくり」も「がっちり」も進行役の素材を
嫌みなく活かしている演出がGOOD♪
正直、バラエティなんかで
「こりん星からきました〜」とか言っている
ゆうこりんこと小倉優子さんを見ていると
ひいてしまうかめさんですが、
新入社員だと思えば天然ボケも許そうか、
という気になります=^_^=


例えば1月にみた「ざっくり」では
激安50円自動販売機のカラクリが。
全国の自動販売機は500万台とアメリカの倍、
売上7兆円はコンビニ並みなんすが
通常はレンタルでオーナーの利益率は20%程度。
でも50円自動販売機は買い取り制、
補充もオーナー、
デザインが古いものなどを仕入れて
利益率が40-70%とのこと!


小倉優子さん勉強になりました<(_ _)>
「ざっくり」も「がっちり」も
楽しみにしています=^_^=

2008/2/5 THU
昨晩、ジムでチャリを漕いで帰ってテレビをつけると、
久々に竹中平蔵さんの顔が。
新聞のテレビ欄によると、
”「私がそんなに悪いのか・・・竹中平蔵」
格差社会の元凶?をスタジオ喚問”
というおどろおどろしいタイトルがついた、
TBS”久米宏のテレビってヤツは!?”でした。


タイトルのとおり、竹中さんを
久米宏やゲストの芸能人でつるしあげる内容。
ただ、つるしあげ側の顔ぶれが力不足とみてか、
経済ジャーナリストHさんも加勢、
このHさんと竹中さんの論戦がメインでした。
すでに前回の総選挙での小泉自民党への投票を
このブログでも懺悔しているかめさん、
四面楚歌の竹中さんがどんな言い訳をするか、
ちょっとSな感覚で見始めたんですが・・・。


結果は竹中さん圧勝。
大関と幕下、昨日のサッカー
日本代表vsフィンランド戦5-1みたいな感じでした、
たはは(^^ゞ


竹中さんはじめ皆さんが
Aというテーマを話しているのに、
いきなり割り込んで、
全く関係ないBという主張を
強引に割り込ませるHさん。
最初は無茶振りされた話題に
笑顔で答えていた竹中さんですが、
かんぽの宿売却問題ではオリックス宮内社長を
勝手に経済財政諮問委員会の委員にしちゃうHさんに
さすがにひきつり状態(^^ゞ
ほかにも挙げればきりがないのですが、
かめさんと同じ考えだった室井佑月さんまで
Hさんの力不足にふくれっ面。
バブル崩壊後10年くらいまでは
日本の労働分配率は世界にも類をみないほど向上した、
という竹中さんの話には、せめて、
企業利益の低下が原因じゃないですか?
くらいの反論はしてくださいよ、Hさん(^^ゞ
これじゃ、TBSざっくりマンデーでボケをかましている
小倉優子さんの方がいいよー(>_<)

2009/2/4 WED
今朝の各紙によると、サントリーが
過去最高の売上、純利益を記録したそうです。
この暗〜い世の中、
少しでも明る話題があるとなごむかめさん。
もちろん、市場全体は完全な頭打ちなんすが、
その中で非上場、同族経営のサントリーの健闘は
色んな角度から賞賛されそう。
中でも、1963年の参入以来
初の営業赤字を達成したビール事業は、
おしんや忠臣蔵が大好きな日本人には、
石の上にも46年でなんか応援したくなります。
とはいっても、実はかめさんサントリーのビールは
あまり好みじゃないんですよね(^^ゞ
他の大手3社のビールは2杯目からは、
もうどの銘柄でもよくなるんですが、
サントリーだけは2,3本空けても
「俺はサントリーだ」と自己主張が強烈。
逆にその点を支持する人を
46年かけて増やしてきたんでしょうね、
えらい!=^_^=


こんな風に45年間赤字だった部門を
辛抱強く育てるなんて、上場企業だったら、
「配当はどうした」「選択と集中でしょ」
とか株主の怒号にさらされて、
とっくに姿を消していたと思います。
その他にも他社のビール値上げに据え置きで対抗し、
逆に清涼飲料部門(業界2位)では
いつも価格改定のトップを切るなど
同族会社ならでは
意思決定の速さが活かされていると、
かめさんはにらんでいます(えらそう、たはは(^^ゞ)


もちろん、第三者の監視の目が届きずらい、
資金調達が大変など、
同族経営、非上場には様々なデメリットもあります。
でも、米国型市場至上主義が破たんした2009年、
これまで以上にサントリーに注目が集まりそうです=^_^=

2009/2/2 MON
先月スポニチをパラパラめくっていたら、
漫画家西原(さいばら)理恵子さんの特集が。
「毎日かあさん」という
毎日新聞に連載されている漫画の作者で、
絵を見れば読者の皆さんも見覚えがあるはず。
西原さん本人の写真は初めて拝見したんですが、
ほんわかした感じの女性でまさに
「毎日かあさん」の主人公そのまま。
で、ちと驚いたのが、
「あいている時間で一番熱中しているのは?」
という質問に
「FX(外為証拠金取引)」とのお答え。
続いて
「始めたら、すぐに
サブプライム・ローンの問題が起こって。
その後、リーマン・ブラザーズって、
どこの兄弟かと思っていたら、
たちまち破たんした」と豪快に笑っていました。
ちなみにリーマン・ブラザーズは
ドイツのユダヤ系兄弟が始めた
米国の投資銀行のことです、ハイ(^^ゞ
で、損失も10万円くらいとのことで、
とやかく言うほどのことじゃないんです。
でも、FX取引を”諸外国の金利差で利益を得る”
なんて解説もついていて、
「それで儲かるなら日本だけがゼロ金利だったころ、
外国に投資すれば必ず儲かっていたはずじゃん」
とキレルかめさん。


で、で、もっと気になるのが
最近テレビでFXのCMが始まったこと。
もうパチンコ感覚ですね。
このコラムでも何度も書きましたが、
FXはギャンブル、ほとんどの人が最終的に負けます。
ギャンブルと割り切って
西原さんのようにガハハと
笑い飛ばせるならまだいいんですが、
仕組みやリスクを理解してやっている人は
ほとんどいません。
現に西原さんも・・・(^^ゞ


タバコのCMはテレビで制限されていますし、
パチンコはJリーグチームのスポンサーになれません。
金融庁さん、誰も見ないホームページで
FX取引に注意喚起するよりも、
まずテレビCM考えませんか?

2009/2/1 SUN
朝日新聞BE(土曜版)にときどき載っている
アン・ヨンヒさんという
韓国人女性ジャーナリストのコラムが
なかなかいけてます=^_^=
昨日のコラムでは、
ネット上でリーマン・ショックなどを的中させ、
「ミネルバ(知恵の神)」と韓国で呼ばれていた
30歳の男が虚偽内容を流布した罪で
逮捕されたことを書いていました。
で、結局頼る人がいなくなった韓国で
今一番繁盛しているのが占い師、
とのこと、たはは=^_^=
でも、とてもじゃないけど
日本は韓国のこと笑っていられません。


おとといのMONEY DIARYで書いたかんぽの宿売却問題。
70施設を再取得原価法で2400億円とするか
割引原価法で100億円とするか、
会計上簡単には答えが出せない、と書きました。
ところが、昨日の各紙には
鳥取にあった評価1万円のかんぽの宿が
売却の半年後、6000万円で転売されていた、
との記事。
この6000万円のように
売却可能な値段を「時価」と呼び、
読者の皆さんも聞いたことがあると思うんですが、
時価会計という考え方になるんですね。
確かに物を評価するには
たくさんの考え方があって、
なかなか一物一価とはいきません。
でも、鳥取の例のように評価1万円が半年後に
6000万円というのはひどすぎます゛(`ヘ´#)


この売却は日本郵政公社時代ですが、
お役所の会計というのは民間のように
「いくら儲かったか、損したか数える」
という目的がはっきりしていませんので、
まず、そこから頭を切り替える必要があります。
アン・ヨンヒさんも占い師に会おうとしたら、
「山に修行に行った」と言われ、
「修行のつもりで経済書を読もうと思う」
と昨日のコラムを締めくくっています=^_^=

2009/1/31 SAT
毎日4つの新聞の切り抜きをしているかめさんですが、
最近は赤字決算、下方修正の記事は切り抜き対象外。
ネコがネズミをとってもニュースになりませんよね(^^ゞ


で、今朝の各紙には「ホンダ、今期黒字を確保」の記事。
黒字がこんな大きく扱われるなんて、
本当困った世の中です。
黒字要因は現地調達率が高く円高の影響が少ない二輪車が
アジアで好調だったことや
小型車の堅調と、さすがはホンダ。
でも一方1月18日の日経に載っていた福井社長の
「今の円高では輸出採算は合わない。
海外に工場があるのだから、赤字を出してまで
国内で作る必要があるのか」という発言に
「経営者としての株主への責任」を理解しつつも、
ちと複雑なかめさん(^^ゞ


F1撤退やJリーグ参戦見送りなど
ホンダはコストパフォーマンスにシビアな会社。
そんな姿勢がもたらした今回の黒字とも言えます。
ホンダだけではなく多くの企業が
社会貢献や雇用維持からあわてて距離を置き始めた
今回の世界同時不況。
今回の景気後退は世界同時不況の前、
07年11月から始まったとされていますが、
その前の好況期も一人一人には
実感がありませんでした。
それもそのはず、
前回の好況で儲かったのは輸出型大企業ばかりで、
国内型企業や中小企業には恩恵が及んでいません。
また、労働分配率、平たく言えば
会社の儲けのうち給料にどのくらい回るかについても、
下降が続いています。


企業が儲かれば、自分たちも幸せになれる、
というのは大きな勘違い?
と思い始めている人が増えています。
そんな思いからホンダの黒字を
素直に喜べないかめさんでした(^^ゞ

2009/1/30 FRI
テレビをつけると鳩山邦夫総務相が
「2400億円かかったものを
100億円で売るなんてとんでもない」
と寝ぐせのついた髪で吠えていました。
御存じ、全国にあるかんぽの宿70施設を
オリックスに売却する話ですね。
で、多くの方が2400億円かかった物が、
なんで帳簿上100億円になっているか
???ですよね。


まず、総務相が言っているように
「かんぽの宿をいま建てようとしたら
100億円で済むはずがない。」
という話も分かります。
いま建てたらいくらかかるかで、
帳簿をつける方法を再取得原価法
(覚えなくていいですよー(^^ゞ)と呼びます。
これに対して、西川郵政社長は
「かんぽの宿で稼ごうと思っても、
せいぜい100億円しか収支が見込めないので
帳簿でも100億円になっています」という話で、
これを割引原価法と言います。


で、どっちが正しいか、
というのは簡単に答えが出ないんですよね。
でも、間違いないのは
お役人に運営させたら100億円にしかならないけど、
オリックスにやらせたらもっと稼げそうなんで、
オリックスが手を挙げたということ。
オリックスという会社、
何かと政治がらみの話が多いだけに、
どの辺に落ち着くか見ものですぞ=^_^=

2009/1/29 THU
昨日笑っていいともを見ていると、
益若(ますわか)つばささんという
カリスマモデルが登場。
もちろん、かめさんは知りませんでしたが(^^ゞ、
ティーンの女の子に大人気で、
ライバル誌も含めた経済効果は
なんと100億円w(゜o゜)w、とのこと。
でも、この”経済効果”って何だ?
ましてや、”ライバル誌も含めた”って何だ?


よく、テレビ、新聞なんかで
「巨人優勝の経済効果は○○億円」とか
「サッカーワールドカップ開催の経済効果」
とかやってますが、
実は経済産業省が発表している
産業連関表という奴を使って、
ある程度機械的に計算できちゃうんですね。
かめさんが昔銀行で
ポートフォリオマネージャーをやっていた頃、
経済効果を連発するので有名なエコノミストTさんは
「鼻歌交じりで計算できちゃいますよ」
とのたまっていました(^^ゞ


で、益若つばささんの場合だと
◎読者モデルをしていた雑誌Popteenの売上
◎雑誌Popteenを発行している角川春樹事務所の社員の給料
◎笑っていいともほか彼女が出演したテレビなどの広告収入
◎彼女が身に付けたファッション、アクセサリーなどの売上
◎彼女がブログで紹介したヘアやネイルに関連した
美容院、ネイルサロンの売上etc
まあ、この辺は常識的な線でしょう。


その他にかめさんが勝手に想像するに
◎彼女が好きな食べ物、
茶碗蒸し、芋、梅干し、はんぺんなどの売上増加
◎人気男性モデル梅しゃんとできちゃった婚をしたので
そのブライダル効果&ベビー効果
◎実家の居酒屋さんの売上
◎ついでに、ライバル誌の売上も
相乗効果で増えるだろう、入れちゃえ♪
かくして経済効果は膨れ上がるのでした(^^ゞ


かめさんがTさんから話を聞いたのが
山一証券、北海道拓殖銀行などが破たんした1997年。
その後Tさんは
「俺が経済効果で日本を明るくしたおかげで、
日本もどん底を脱した」と言っていました。
経済効果くらい目くじら立てずに、
パーと行きましょう、パーと・・・
植木等調で締めくくるかめさんでした=^_^=

2009/1/25 SUN
大統領就任式の熱狂からさめ、
オバマ大統領の前には課題が山積。
もちろん、経済再生が最大の案件ですが、
世界同時不況の根っこ、
金融危機を鎮静化するための
銀行国有化問題が
オバマ政権を悩ませています。


銀行国有化というと、
日本のバブル処理を飛び越えて
旧ソ連時代にあった
国営銀行まで思い出すかめさん。
銀行に限らず”国営”というと、
工場、農場など社会主義の代名詞、
という感じですよね。
本音をいえば、自由主義の総本山USAとしては
”国営”は避けたいところ。
でも、不良債権の買い取りや政府保証だけでは
なかなか金融不安が収まらないのも事実。


1929年の世界大恐慌を
アメリカはニューディール政策で乗り切りましたが、
実は1930年代のソ連、
1917年のロシア革命後計画経済が軌道に乗り、
世界で最も経済運営がうまくいっていた、
と言われます。
もちろん政治犯の安価な労働力を利用していたり
時間の経過とともに社会主義の弊害が目立ち、
資本主義に破れるのですが、
短期的には社会主義的な政策が効果的なことも
歴史が教えてくれます。


お隣中国もやっていることは資本主義ですが、
心は共産党一党独裁の社会主義。
北京五輪開会式での口パクが非難されましたが、
オバマ大統領就任式では
ヨー・ヨー・マのチェロ演奏が録音だったことがばれ、
ホワイトハウスの部屋配置も大統領に近い順と
ヒナ檀の並び順で序列が分かる共産主義国家と
実はあまり変わらないアメリカ。
日本のバブル処理に決着をつけたのも
最終的にはりそな銀行の国有化でした。
オバマさん、ここは体は売っても心は売らない心意気
(訳わかんないすが(^^ゞ)、
USAならぬUSSR(アメリカ社会主義共和国連邦)的発想で
銀行国有化目指しちゃいましょうよ=^_^=

2009/1/22 THU
オバマ就任に合わせるように、
トヨタの生産台数世界一と
豊田章男氏の次期トヨタ社長就任が発表されました。
「アメリカの象徴である自動車産業凋落のニュースを
オバマ就任にぶつけて、摩擦回避」のうがった見方も。
いづれにせよ、これまでGMを負う立場だったトヨタが
追われる立場になり、
世界同時不況の中での新社長就任、
並み大抵の重圧ではありません。


そんな中、かめさんが特に印象的だったのが、
タイトルにも使った
「トヨタ70年の歴史のうち60年は苦しかった」
という章男氏のコメント。
100年に1度の危機、
というフレーズが付けられている今回の世界同時不況、
経済とともに歴史も大好きなかめさんは、
どうしても会社や産業の栄枯盛衰に目がいきます。


例えば読者のみなさんに100年前のNY市場で
最も時価総額が大きかった業種は?と質問して、
「鉄道」と答えられる方は
結構いるんじゃないかと思います。
では、鉄道株時価総額が
NY市場全体の時価総額に占める割合は
どのくらいだったと思われますか?
正解はなんと63%!
(Dimson,E.他、(山田香織他訳『証券市場の真実』 )
それが現在のNY市場での鉄道株シェアは0.2%ですから、
昨年末の東証でのトップ電気機器10.6%と比べても
諸行無常の響きありです(^^ゞ


かめは万年とは言えども、
100年後の東証のトップ業種が何になっているか、
かめさんには皆目見当がつきません(^^ゞ
ただ、100年前はトヨタの影も形もありませんでした。
未来が分からないなら
せめて過去にタイムスリップして現在を見てみる。
章男氏とは立場が違いますが、
こんなことにささやかな楽しみを見出す
かめさんでした=^_^=

2009/1/21 WED
昨日以来各メディアともオバマ就任式一色。
中でも史上最高の注目度とも言われた
就任演説のキーワードは「責任の時代」。
さて、米国の再生なしでは
立ち行かないことがはっきりした日本では
この言葉をどう聞いたでしょう?


おとといのスポニチ「せんせいたちのリレーエッセイ」
に登場した民主党某女性議員さん、
定額給付金を批判しています。
で、代わりに何をやるのか?
正規雇用拡大、雇用のセーフティーネット、
年金保障、クリーンエネルギーetc・・・
あれれ、耳触りのよい政策を並べるだけなら
かめさんでもできますが、
お金はどこからもってくるの?


まあ、このせんせい、1期目ですから、
そこまで考えるのは難しいのでしょうか(^^ゞ
仕方ないので、党首の小沢さんに責任を取ってもらうべく、
新聞記事を振り返るかめさん。
でも結局増税なしの基礎年金全額税方式などを
公約していますが、どこからお金を持ってくるのか、
少なくともかめさんにはよく分かりませんでした(^^ゞ


小沢さんは埋蔵金を活用して、とおっしゃっていますが、
落語の「花見酒」を思い出してしまうかめさん。
「花見酒」という落語は、
熊さん、八っさんが花見でお酒を売ろうと、
こもかぶりのお酒を運んでいます。
ところが途中でお酒のいい香りに誘われて、
熊さんが5銭を八っさんに払ってお酒を1杯飲みます。
そうすると八っさんも飲みたくなるのが人情、
さっき熊さんからもらった5銭を熊さんに払って1杯と、
同じ5銭をやりとりしながら
こもかぶりのお酒がどんどん減っていきます。
小沢さん、民主党の公約は
「花見酒」とどう違うのでしょうか?

2009/1/20 TUE
昨日のつれづれ日記に書いた
東京ヴェルディの売却ニュース、
スポニチで売却先とされた東証一部上場リソー教育が
肯定も否定もしないコメントを出し、
まあ、交渉中なんでしょうね、という感じ(^^ゞ
恥ずかしながらTOMASという学習塾などを展開している
リソー教育という会社をかめさんは知らなかったんで、
株価をチェックしてみましたが、
今のところ、
売買高も含めて大きな変化はありません。


去年夕刊紙で報道されていた
ヴェルディがJリーグに
10億円の借金を申し込んで断られた話や、
フッキをフロンターレから買ってポルトに売って
大損をこいた話などなどから、
帳簿上のヴェルディの価値は多分マイナス。
それでも売却価格5億円と報道されていましたので、
売る側の日テレとしては悪くない話なのかもしれません。
逆に買う側のリソー教育としては、
ヴェルディ・ブランドや
サッカー塾経営とのシナジー効果(相乗効果)を
どう評価するかがカギでしょうし、
5億円がリソー教育とって高いか、安いかが
株価に影響しますよね。


それにしても、プレミアリーグ・チェルシーの売却価格が
1千億円以上というニュースもあり、
ホリエモンがプロ野球・近鉄を
買収しようとした時の騒ぎに比べると、
まあ静かなこと(^^ゞ
この辺がヴェルディ・ブランドの凋落なんでしょうね、
とほほ(>_<)

2008/1/18 SUN
今朝の読売新聞1面トップは
麻生さんの施政方針演説原案で
「2011年度消費税上げ強調」
「小泉路線と決別」の見出し。
2005年郵政民営化選挙と呼ばれた前回の総選挙で
かめさんは小泉路線を支持し、
自民党に投票しました。
でも、間違いだったようです、
すんません<(_ _)>
で、言い訳を3つ(^^ゞ


①小泉さんの市場万能主義路線は
10年遅かったと思います。
英国サッチャー改革、アメリカのレーガノミックスが
スタートしたのはいずれも1980年前後。
今回の世界同時不況で
市場万能主義が非難されていますが、
米英両国ともに20年以上にわたって
市場万能主義の果実を享受してきました。
でも、日本はほんの数年で
世界同時不況に飲み込まれてしまいました。
小泉改革がもう10年早かったら、と思いますが
2001年小泉内閣発足の10年前といえば1991年、
バブルのピーク1989年末日経平均38,915円から
2年もたっていない頃。
まだまだJAPAN AS NO1の
幻影を払拭するには無理がありました。
敗因は勝因の中にあり、って奴ですか(^^ゞ


②前回総選挙の開票速報を家族で見ながらかめさんは
「自民党勝ちすぎ、次回は民主党に投票する」
と家族に言い、選挙結果に危うさを感じていました。


③小泉さんがぶっ壊そうとした対象は
間違っていなかったと思います。
ただ、ぶっ壊した後に何を作るかが、
タイミングも含めて違っていたと思います。


で、何を作るか?
今朝の日経新聞では発田真人編集委員が
「消費税を前倒しで引き上げて
安心できる社会保障制度の再構築を急ぐ手もある」
と書いています。
麻生さんの3年後消費税上げを支持するかめさん。
でも税金がいつかは上がる、
と思っただけで消費マインドは冷えると言われます。
ならいっそのこと発田さんの考えも
十分検討に値すると思います。
こんな主張ができる
政治家・政党を待っているかめさんでした。

2009/1/17 SAT
おとといエアバスがNYのハドソン川への不時着に成功し、
乗員乗客全員が無事だったというニュースが
世界中に驚きと感動をもたらしています。
事故原因は両翼のエンジンに鳥が吸い込まれたこと。
鳥が吸い込まれることによる事故は
半世紀前から繰り返されており、
片方のエンジン停止に対しては
航空工学もかなり対処法を準備しています。
ところが、たまにある片方のエンジントラブルが
両方に起きる確率は低い確率の二乗となって、
どうしても対策は後手に回ってしまいます。


これって、100年に1度か、2度という
世界同時金融危機と似ていますよね。
なにせ今回の金融危機は金融工学で計算すると、
100年に1度どころか100万年に1度という
解が導かれるくらいですから(^^ゞ
金融工学というのは優れた学問ですが、
これを確率論的に使うと、
とんでもないもない間違いを犯しやすく、
それが今回の世界同時不況の引き金を引いた、
とかめさんは考えています。


一方、航空機事故の方は奇跡という言葉が
陳腐に聞こえるサレンバーガー機長に、
「ハドソン川の英雄」という賛辞が
各方面から送られています。
中でもかめさんがすごいな、と思うのが、
不時着後機内に残り、
2度にわたって通路をくまなく点検して
乗客が残っていないか確認してから
最後に機長が脱出していること。
最近2人の首相が沈みそうな航空機から
真っ先に脱出したどこかの国とえらい違いです。
ただ、今の麻生さんを見ていると、
あまりしがみつかれるのも日本にとってどうか?
と悩むかめさんでした。

2008/1/16 FRI
おとといの朝刊各紙に大学生就職先ランキングが。
一言で言うと商社↑車↓。
朝日新聞の解説によると、
調査期間が昨年10-12月なため、
比較的マイナス報道の少なかった商社が買われた、
じゃなくて人気を集めたそうです(^^ゞ
でも就職先ランキングで人気を集めた商社も
1年前は資源高、新興国の経済成長で
ウハウハでしたが、現在はその逆回転で株価も↓


この就職先ランキングという奴、
過去を振り返ると、
その時々の人気企業・業種が素直に
順位に反映しているんですが、
今回は何せ100年に一度の世界同時不況、
消去法的商社人気でしょう。
学生さんにこそ将来の人気企業・業種を
占って欲しいんですが、
現実は目前の甘い水に群がってしまうようです。


でも、世界同時不況から
最初に抜け出すには先進国は軒並み厳しいようで、
やはり成長余力が大きいBRICs、
中でも57兆円の大型景気刺激策を
打ち出す余力がある中国辺りか、と言われ、
その点商社株は有望かもしれません。
逆に先進国への依存が大きい自動車や電機は
なかなか先行きが見えないようです。


さて、今回の学生さんの人気は株価を言い当てるか?
ちょっぴり楽しみなかめさんでした=^_^=

2008/1/15 THU
今朝の読売新聞、スポニチによると、
秋田県ではエコカーに買い替えなら消費税分を
県と自動車販売会社が負担する制度を始めるとのこと。
予算は7億円と
定額給付金の2兆円に比べると小さいけど、
数段気が利いています。


定額給付金のようなバラマキ政策は
「穴を掘って埋めても、
ヘリコプターからお金を撒いても経済効果がある」
という学説と、認めない学説があるんですが、
間違いないのは借金の穴埋めや
生活必需品の購入に回ったら効果がないこと。
ましてや、こんなゴタゴタしていては
国民の嫌気ばかり増して、
消費刺激どころじゃないでしょう。


対して秋田県の助成金は
車の買い替えサイクルを早めたり、
新たな消費マインド刺激が期待できますし、
何よりも環境対策にお金を回すところが憎いです。
記事によれば、全国的にも初の試みということで、
麻生さん、こんな頭の使い方お願いします<(_ _)>

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