2009/5/30 SAT
4月28日のつれづれ日記
”アニメの殿堂もいいけれど(^^ゞ”で
取り上げた読売新聞読者の声。
内容は
「アニメの大半は赤字、結局低い人件費、待遇に跳ね返り、
このままでは日本のアニメ文化そのものが
過去の遺物になってしまう」という切実なものでした。
そして、今朝の朝日新聞ではこれを裏付けるように
「20代アニメーター平均年収は110万円」の調査結果が。


ところが、同じ朝日の1面には最近話題になった
「大日本印刷が講談社・集英社・小学館と手を組み、
ブックオフ株を取得した」ニュースの解説が。
この解説よると、今回の株式取得は、
出版不況の中、マンガの利益を巡る覇権争いとのこと。
結局、金を生むマンガをめぐって、
いろんな人がパイの取り合いをしているんですね・・・


そして、またまた同じ朝日の土曜版には
「もう一度読みたい昭和のマンガ」のアンケート結果が。
1位あしたのジョー、2位サザエさんから始まって
50位まで懐かしい顔、顔、顔・・・、
イヤーうれしい企画でした=^_^=
でも、今日のブログタイトルを考えながら
「きっとあの頃はマンガを巡るお金の話にも
夢があったんだろうな」としみじみ。
そんなこんなで、
これからも、マンガとお金の明日を考えてみたい、
かめさんでした(^^ゞ

2009/5/28 THU
昨日のキリンカップサッカー、日本が格上のチリに4-0で快勝、
18歳の山田直輝はじめ若手も活躍し、ご機嫌のかめさん。
とは言っても日本サッカーの目標はワールドカップ・ベスト4。
他のスポーツのファンからは
「サッカーは謙虚な目標ですね」と言われそう(^^ゞ
でも、これが現実、というか、
ベスト4でもかなり高望みなんです、ハイ・・・


その点、サッカーよりは数段世界に近い水泳、
最近では入江陵介が1秒以上記録を縮めた
200m背泳ぎ世界記録はすごかったですね。
でもせっかくの記録も
デサント社製水着の公認問題でスッキリしません。
去年、世界記録連発で世界を驚かせた
「スピード」社製レーザー・レーサーは公認されたのにね。


この「スピード」社製レーザー・レーサーを
日本で製造販売しているゴールドウイン。
おばさまスイマー向けの水着も発売して絶好調と思いきや、
レーザー・レーサーに限るとまだ赤字、
輸入ブランドなためライセンス料の支払いが大きく
利幅が小さいのが原因です。


去年の6月、この水着で世界新記録が連発され、
ゴールドウイン株の売買高・株価ともに急騰。
その時は3回にわたって「水着と株価」と題したこのコラムで、
「冷静になった方がいいですよ」と話したかめさん、
その後株価は急落しました。
でも1964年の東京オリンピックで
日本がとった16個の金メダルのうち12個が
ゴールドウィンのユニフォームによるもの。
名門ゴールドウインの復活を祈るかめさんでした=^_^=

2009/5/27 WED
今日の朝日新聞に「本読む親のこどもは優秀」
というお茶の水大・ベネッセの調査結果が。
この調査では、本や新聞の政治経済蘭を読む親の子供は優秀、
毎日「勉強しなさい」と言うのは逆効果などなど
世間の教育ママゴンが気にしそうな調査結果。


ところが、
スポーツ新聞をよく読む親の子供の成績は今一、との結果も。
スポニチを定期購読しているかめさん、やばいですね(^^ゞ


資産運用の世界ではこういった二つの関係を
相関係数という数字で測ります。
例えばソニー株との相関係数が大きい京セラ株が上がったので
ソニー株も上がりそうだ、とか、
株が上がると国債は下がりやすく相関係数がマイナス、
といった使い方ですね。
ですから、お茶の水大・ベネッセの調査結果は
「親が本を読む時間と子供の成績」は相関係数が大きい、
ということになります。


とは言っても去年のリーマンショックによる
世界同時金融危機では相関係数も金以外は全く役に立たず、
ほとんどすべての資産が値下がり、
相関係数の限界を見せました。
そんなんで、かめさんも相関係数を気にせず、
スポニチLOVEを続けていきま-す=^_^=

2009/5/26 TUE
昨日の朝日新聞に何でも鑑定団ならぬ
「動産」鑑定団の見出しが。
うん?と思って読み始めるとこれが面白い=^_^=


銀行からお金を借りるときの担保は普通、
不動産や有価証券です。
でもこういった財産がない会社は
「商品を担保にできないかなー」
と考えるわけですが、
実際はなかなか銀行が首を縦に振りません。


理由はお金を返してくれないときに、
銀行に担保商品を売るノウハウがないこともありますが、
最大のネックは商品の適正な価格が分からないこと。
「えっ、お店で売っている値段じゃだめなの?」
とお考えのあなた、甘い!(^^ゞ
商品にはシーズンがあるものが多いですし、
お金を返せなくなったような会社の商品は
大抵売れない商品ですよね。
そういった商品の適正価格をはじき出すのは至難の業(^^ゞ


そんな悩みを解決するために
元ドンキホーテ仕入れ担当者のノウハウを使って、
元銀行支店長が「動産(≒商品)」の値段を鑑定する
NPO法人日本動産鑑定を作っちゃったんですね。
これは使える!
世界同時不況&銀行の貸し渋りで企業の資金繰りはピンチ。
「動産」鑑定団の利用が増えて、
少しでも景気回復に役立てばいいですね=^_^=

2009/5/25 MON
「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」
と言われてもピンとくる方は少ないと思いますが、
3年前に大ヒットした映画「フラガール」を
覚えていらっしゃる方は多いと思います。
かめさんも平日なのに補助イス(多分立ち見禁止だった)
まで出る超満員の映画館で、
松雪泰子らのダンスに感動したのを覚えています。
で、「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」は
「フラガール」の制作資金を「信託」方式で集めた会社。
「信託」というのはざっくり言えば、
小口のお金を集めてまとめて運用する仕組み、
投資信託なんかもその一種ですね。


映画と言うのは当たりはずれが大きく、
ハイリスク・ハイリターンです。
なので、製作にかかるお金を集めるのが大変なんですが、
「フラガール」は「信託」を使って
たくさんの人から小口のお金を集めることに成功、
あの大ヒットにつなげました。


ところがその後「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託」は
ヒットが続かず、
近く金融庁から業務改善命令を受けることに。
厳しいですね(^^ゞ


映画の資金集めに
「信託」を使えるようになってからまだ5年足らず。
それでも、資金集めの選択肢が増えたのは画期的でした。
とはいえ、海外では映画への出資は税金を安くするなど
様々な手法を使って、映画=自国の文化を
発展させようとしています。
日本も巨大国営マンガ喫茶と揶揄される
アニメの殿堂のような箱物だけじゃなく、
もっと知恵を絞りましょうよ=^_^=

2009/5/23 SAT
今朝テレビをつけると、
ほっぺたが真っ赤な女性が東北なまりで話しています。
「最近、こんなほっぺたの女性を見かけないなあ」
と懐かしがりながら見入ると、
番組は昭和50年を最後に姿を消した
集団就職列車を取り上げたNHKアーカイブス特集。
昔の番組の映像がふんだんに使われています。


高度成長時代だから、
豊富で若い労働力、たくさんの就職機会と
勝手に思い込んで見ていたんですが、
この頃も若者の高い離職率や孤独が
社会問題になっていたんですね。
実際昔の画像に出てくる中にも、
青森や岩手、秋田から集団就職して、
3,4か月で離職したり、ふるさとへ帰ってしまう
若者たちが登場します。
集団就職当時、20年くらい前、現在を
淡々とつなぐ構成なんですが、
ついつい引き込まれてしまいました。


こういった昔の番組をパソコンなどで
有料で見ることができる「オンデマンド」配信。
民放が先行し、昨年12月からNHKも開始しましたが、
利用者が低迷しているそうです。
最大のネックは番組出演者からの配信許可。
著作権などが絡んで様々な問題を含んでいるようです。
でも、今朝のアーカイブス特集に限らず
こういった過去の映像は日本人の財産。
箱物だけではなく、
こういった形のないものも大事にしてほしい
かめさんでした=^_^=

2009/5/20 WED
定額給付金にエコポイントと
大盤振る舞いの麻生さん。
「そんな国債で借金ばかり増やして大丈夫?」
という声が方々から上がっています。
ところがおととい、
アメリカのムーディースという格付け会社が
日本国債の格上げを発表して、
かめさんもびっくり(^^ゞ


国債が格上げされると国の信用がアップし、
安い金利で借金が出来ますので
日本にとっては良いこと。
でも、家計でいえば
年収をはるかに超える借金地獄の日本、
信用がアップした、と言われても
「ホンマかいな?」と疑っちゃいますよね。
その辺、ムーディースによれば
「日本国民が勤勉に働いて
お金をためているので大丈夫」
とのこと。
かめさん流にいえば
「日本という家の中で
放蕩親父がしっかり者の奥さんから
借金しているようなもの」ですね。
でも、奥さんが稼げなくなったら・・・
やっぱり心配なかめさん(^^ゞ


この格上げで、
日本はやっとイタリアと並びましたが、
それでも先進国中最低ランク。
なんか、汗水流して一生懸命働く日本が、
食う寝る遊ぶのイタリアと同じなのも
ちょっと納得いきませんよね。
今回の新型インフルでも
涙ぐましい対応をしている日本。
このままだと、実際の罹災状況より、
ただでさえどん底の経済への影響が心配です。
いっそのこと、しっかり者キャラから
飲む打つ買うキャラにCHANGEしてみる?
連日の新型インフル報道に、
ちとストレスがたまっている、
かめさんでした(^^ゞ

2009/5/19 TUE
関西方面で新型インフル拡大が伝えられている今朝、
乗車率200%くらいの電車に乗ろうとしたかめさん、
ドアが開くとほとんどの人がマスクをしていました。
マスクは準備したけど、
バッグの中にしまっていたので
「間違ってもくしゃみはできないぞ」
と緊張しながら乗り込んだら、
少し遠くで、無防備で大きなくしゃみが・・・
車内は異様な緊張感に包まれていました(^^ゞ


満員電車から解放されて仕事場で日経新聞を広げると
「英TCI、東芝株の空売り失敗で100億円超の損失か」
の記事。
このTCI、日本のJパワー(電源開発)などに
市場開放や配当増額を要求した
モノ言う株主として知られているんですが、
かめさんからは1年くらい前のこのコラムで
「いくら理屈をつけても自分の利益しか考えていない」
と切り捨てられています(^^ゞ
故に今回の巨額損失は自業自得なんですが、
実は新型インフルと共通点が。


皆さん御存知のように
ほとんどの生物はDNAを遺伝子としていますが、
新型インフルのようなウィルスは
RNAを遺伝子としています。
で、RNAを遺伝子とするウィルスの最大の特徴は
DNAを遺伝子とする生物なしでは生きていけないこと。
よっていくら新型インフルが猛威を振るおうと、
人間など感染する対象がいなくなったら
困っちゃうんですね(^^ゞ
これはTCIのようなモノ言う株主が
空売りを使って株の値下がりで儲けようと思っても、
本体の経済が元気じゃなけりゃ
元も子もないのと同じなんですね。


テレビで見る神戸は人通りも少なく、
皆さんの不安が高まっている様子が分かります。
でもインフルエンザウィルスのRNAは
人間などのDNAを滅ぼしたら、
自分自身が生きてゆけません。
故にインフルエンザは必ず流行が終わります。
かめさんもまずマスクと手洗い、
頑張りマッス=^_^=

2009/5/18 MON
16日未明、元日銀総裁の速水優さんが亡くなられました。
銀行時代、為替市場、債券市場、株式市場に
実際参加してきたかめさんにとって、
日銀がメインプレーヤーになる短期金融市場は
体験したことのない世界。
でも日銀が誘導する翌日物金利が
為替相場、債券相場、株式相場すべてに
強い影響を与えるだけに、
どんなマーケットに身を置いても、
日銀の動向には細心の注意を払っていました。


中でも速水さんは世界の中央銀行総裁として初めて
ゼロ金利政策を採用した方。
その当否はご本人が総裁退任の際に言われたように
「海図なき航海の評価は後世にゆだねるしかない」
と思いますが、
実際に金利政策を決めるのは日銀政策委員会です。


その政策委員会、1998年の全面改正前の日銀法では
スリーピングボードと呼ばれ、いわば飾り物でした。
改正前の日銀は城山三郎さんも
「小説日本銀行」で描いているんですが、
法改正後の日銀、
特に名実ともに最高意思決定機関となった
政策委員会の様子を活写した小説は
「日銀券」が初めてだと思います。


小説「日銀券」に脇役で登場する真山総裁、
上巻こそ目立たない存在ですが、
最後には政策委員たちから拍手が湧き上がります。
さて、実際の速水さんはどうだったのか。
新聞各紙の評伝と読み比べると、
一層興味が湧く小説「日銀券」でした。

2009/5/17 SUN
今日のお題はライフネット生命保険出口社長が書いた
本のタイトルそのまんまです=^_^=
この本、ちょっと専門的ですが、
保険料の高さや
契約内容が書かれた約款を契約後に渡す慣習など、
これまでの生保のあり方に様々な疑問を投げかけています。


日本生命をやめた出口社長が
去年立ち上げたライフネット生命保険は、
インターネットのみで営業している、
日本にまだ2社しかないネット生保。
24時間いつでも手続きできる便利さや保険料の安さで、
20-30代を中心に加入が増加しているようです。


ただし、商品内容がどうしても複雑になりやすい生命保険。
従来の生命保険ならば
「保険のおばちゃん」が何かと面倒を見ながら、
相談に乗ってくれました。
生命保険も資産運用の一部、
リスク管理が大切、
と日頃話しているかめさんとしては、
そこが心配の種でした。
でも、でも・・・


おとといの日経新聞に
「ライフネット生命保険とNTT、
光回線を使ったテレビ電話相談サービスを開始」の記事。
かめさんが指摘するまでもなく
着々と自社の弱点を補強しつつあるんですね♪


ネット利用では生保より先を行く証券業界。
日本のネット証券は大手証券から猛烈な反発を受けながら、
世界一安いと言われる株式売買手数料を実現しました。
生命保険でも出口社長が書いているように
「賢い消費者が賢い供給者(会社)を育てる」
と思う、かめさんでした=^_^=

2009/5/15 FRI
豚インフルから呼び方も変わり、
いくらか動揺が収まり始めた新型インフル問題。
数日前、読売新聞の新型インフル問題特集に
福岡・ヤフードームで
7回裏一斉に飛ばされるジェット風船の写真が。
うん、新型インフルと何の関係が???


特集によれば
「感染者がいてジェット風船から
唾液が飛び散ったらどうするのか」と、
球団と保健所との間で問題になったとのこと。
うーん、まさに天が落ちてくることを心配した
杞憂のような話かも(^^ゞ


確かにフジめざましテレビでやっていた調査では、
風邪などでマスクを使用する人の割合は
日本が60%以上で世界一、
多くの国では10%未満、
医療関係者以外でマスクをしていると
変人扱いされる、という国まで(^^ゞ
でも、でも・・・


例えば貿易で使う信用状という奴。
信用状に書かれた条件通りの書類があれば、
銀行が輸入代金の支払いを約束しますよ、
という取引なんですが、
日本以外、
特に暖かい国ほど条件を守ってくれません。
今回の新型インフルでも、
メキシコではサッカーの試合で、
せきをしたり、手鼻をかむしぐさをして
新型インフルを偽装する選手まで登場する始末。
笑っちゃいますが、
まじめな日本人にはとてもまねできないっす(^^ゞ


でも、ジェット風船から新型インフルを心配する
日本人だからこそ貿易立国で世界から信頼され、
GDP世界二位の座を築いてるんですよね。
新型インフル問題も長引きそうですが、
あんまり根を詰めすぎないよう、
頑張っていきましょう=^_^=

2009/5/14 THU
数日前の肌寒かった日、
無性に味噌ラーメンが食べたくなったかめさん、
ヨーカ堂で売っている伊之助三代目の太麺
(この麺いけます=^_^=)に
赤みそと白みそをブレンド、
仕事場の冷蔵庫をごそごそやって
久しぶりに野菜たっぷり味噌ラーメン作り。
ところがモヤシが腐っていてがっくし(>_<)
かみさんによれば
「馬鹿ねー、モヤシは2日もたてばダメよ」
とのこと。
でも、スーパーに行くと安いもんで、
ついつい・・・(^^ゞ


昨日の日経新聞によれば
「不況になればモヤシが売れる」とのこと。
関西のイズミヤというスーパーで
19円で売り出したところ、
モヤシの売上が前年比7割増加。
さすが、日経さん、
世帯別モヤシ購入量と景気の相関関係まで調べ、
「今年のモヤシ需要は過去最高」
というモヤシ生産大手企業の
コメントまで紹介しています。


「しめしめ、モヤシの売上を調べて、株の空売りで一儲け」
なーんてうまくいくか保証はできませんが、
「ねずみ年は株が高い」とか
「晴れた日は株価が上がる」などなど、
アノマリーと呼ばれる
株価予想法がまことしやかに伝えられるのも
株の世界の面白いところ。
スーパーに通ってモヤシの売上でもチェックしましょうか?
でも、他人が言ったことを信じて売買をしても
まず当たらないのが株の世界。
本当に絶対儲けることができる投資法なら
他人には教えませんよ=^_^=

2009/5/11 MON
昨日のつれづれ日記で
小林美絵子さんが惜しくも落選した
ハミルトン島の管理人募集、
経費1億円に宣伝効果が100億円のお話、
きっとどこかの”官”が二匹目のドジョウを狙うよ、
と書きましたが、
この手の話がもっと得意なのは”民”の方。


昨日の夕方、
テレビから「まる子、茶柱で幸せになりたい」
と聞きなれたキートン山田さんのナレーションが。
みぎわさんは「今朝茶柱立った」とご機嫌、
花輪君冷や汗のシーンから始まった
昨日のちびまる子ちゃん、
お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんで
ストローと箸を使って茶柱を立てる方法を開発、
いつもながら楽しませてくれます。
でも・・・


おとといの日経新聞
”その言い伝え、気にしてますか?”特集によれば
「茶柱が立つとよいことがある」は
「静岡近辺の商人が、
売れ残った二番茶を売りやすくするために
触れ回ったというのが真相のようだ」とのこと。
まる子ちゃんの家も静岡市清水区、
この真相はさくらももこさんも知るメー(^^ゞ


ま、今じゃバレンタインにホワイトデー、
恵方巻きなどなど、
この手の商法は止まる所を知りません。
でもバレンタインやホワイトデーで
結ばれたカップルは数知れず(多分(^^ゞ)、
少子化対策に多大な貢献をしています(多分(^^ゞ)。
昨日のちびまる子ちゃんも、
ストローと箸で立てられた茶柱とは知らない
まる子は大喜び、ハッピーエンドで終わります。


日経平均も先週末9400円台を回復、
一部には今週末の企業決算発表を控え
慎重論もありますが、
市場心理も好転してきたようです。
まる子LOVEの友蔵が実験台となり、
お茶でお腹をちゃぽんちゃぽんにしながら
お茶の消費アップに貢献したように、
株価も景気も消費も理屈より気持ち。
茶柱でも、バレンタインチョコでも
前向きな気持ちが日本を救います=^_^=

2009/5/8 FRI
昨日の日経平均はNY株価の上昇を受け、
連休前より400円以上上昇して9000円台を回復、
年初来高値を更新しました。
そこでNY株高の原因は・・・
今朝の日テレズームインでは
「米銀の”体力テスト”結果が良くなりそう」
なため、との解説。
うーん、分かりやすい=^_^=


”体力テスト”というのは
正確には”ストレステスト”というんですが
「株価がいくらまで下落しても、
この銀行はつぶれないか」
といったことをシュミレーションすること。
かめさんが銀行で有価証券運用をやっていた頃も、
当時の金融庁から要請されていたんですが、
ご多分にもれずアメリカから
「日本でもこうやって
金融機関の健全性をチェックしなさいよ」
と言われ、始めたこと。


まあ、アメリカからの命令でやるようなもんなんで
”stress”という英語を
そのまま”ストレス”とカタカナ変換し、
新聞などでも使ってきました。
でも、経済記事を読む皆さんにとって
”ストレステスト”と言われても、
今一ピンときませんよね(^^ゞ
”健全性テスト”という言葉も
一部では使われ始めていましたが、
何と言っても「体力テスト」は
身近で分かりやすい名意訳=^_^=


かめさんもできるだけ分かりやすい言葉で
このコラムを書こうとしていますが、
反省することもしばしば。
日テレさんにならって
心がけていきたいと思います=^_^=

2009/5/6 WED
4月24日、朝日新聞の経済気象台というコラムに
「現代の租庸調」と題して、
”5月21日から始まる裁判員制度を租庸調、
特に労働力を供出させる「庸」に例える話”が。
確かにわずかな日当で、
無作為で抽出した国民を
裁判業務に参加させる制度は、
税の原型の一つ、
ピラミッド建設に労働力を拠出させられた
エジプトの人たちと
あまり変わらないかもしれません。


皆さんに日当1万円くらいで裁判員に選ばれた、
との通知が来たらどうしますか?
困ったな、できるものなら・・・
という方が多いんじゃないでしょうか?
国民の義務なことは分かっているけど、
なんで自分が・・・(^^ゞ


税金の歴史は
バビロニアの昔までさかのぼることができますが、
税金が始まると同時に脱税の歴史も始まります。
生まれた子供を戸籍に載せない
(戸籍は税金の取り立てのために作られました)、
わざとけがをする、
夜逃げをする、云々。
こういった脱税を防ぐために
世界中のお上は連帯責任制度を作りますが、
村中で夜逃げをする逃散(ちょうさん)、
暴力に訴える一揆とエスカレートしていくことが、
歴史は教えてくれます。


西暦700年に公布された
大宝律令によって定められた租庸調、
実は制度上、明治維新後まで1100年以上続きました。
裁判員制度も負担が大きいからといって、
簡単にはなくすことはできません。
それだけにスタート後、
どのように運用されていくのか、
きちんと見守っていきたい、かめさんでした=^_^=

2009/5/5 TUE
この間テレビをつけると、
ラッシャー板前が女子アナとカメラに収まり、
「このカメラ、シャッターに一切触れなくても、
いい写真撮ってくれるんですよ」
とはしゃいでいました。


「へー」と思いつつ続きを聞くと、
カメラはニコン社製のクールピクスという機種。
カメラを被写体に向けると
3人まで人の顔を認識して、
真ん中の人が笑った瞬間、
2コマ自動的にシャッターが押され、
目を閉じていないと判断した方の
1コマを残してくれる、とのこと。
「これだったら手ボケなかめさんでも、
いい写真を確実にとれるかも。
さすが世界に冠たる日本メーカー」
と感心しきりのかめさん=^_^=


ところが、昨日の日経新聞には
「頼みの中国で日本勢苦戦」の記事が。
中国の経済発展は比較的裕福な沿岸部から、
内陸部の農村に広がっている段階ですが、
日本メーカーは低価格を前面に押し出した
現地メーカーに押され気味、とのこと。
記事では、安さか機能か、
軸足を明確にすべき、とまとめています。


ニコンクールピクスも
目の肥えた消費者向けで
中国の農村部など
新興国を意識した商品ではないでしょう。
でも、携帯電話のガラパゴス現象のように、
日本でしか売れない製品ばかりが独自に進化し、
知らない間に国際競争力が落ちる不安。
世界一厳しい日本の消費者も両刃の剣。
BRICs始め新興国の台頭は、
日本メーカーに新たな試練を与えそうです(^^ゞ

2009/5/3 SUN
三井住友銀行が米シティグループ傘下にあった
日興証券の大半を買収することになりました。
これで、バブル崩壊後
「大手金融機関として生き残るのは3,4グループ
+野村だけ」と言われていた形に。
ただ、同じように言われていたウィンブルドン現象、
イギリスのように国内金融資本全てが
外国資本にとってかわられることは
なくなったようで、正直ほっとしたかめさん(^^ゞ


でも、アメリカやイギリスと大きく違うのは
日本の金融機関再編が結局銀行主導で行われたこと。
所詮、株はバクチの延長といった、
証券会社を銀行より一段下に見る風潮から
抜け出すのに時間がかかったことが
影響しているのでしょうか。


ちょうど昨日の日経にもあったんですが、
Jリーグやプロ野球で見られる
4月生まれ有利説や早生まれ不利説。
日経の記事でもJリーグ、プロ野球ともに
4-6月生まれの選手は1-3月生まれの選手の
2.5倍くらいいます。
この事実はみなさんも
経験則として感じたことがあると思いますが、
サッカー協会では早生まれ支援プロジェクトを
始めているくらいですからマジッス(^^ゞ


サッカーや野球でも、
新学期が始まる4月に生まれ子が
最大1年近いハンデをもらってスタートすると、
国や地域などの代表に選抜されやすくなったり、
レギュラーになりやすくなります。
すると、いったん選抜されれば
質の高い指導を受けたり、
レベルの高いライバルと競り合うことで、
一層差がつくとに日経の記事も伝えてます。


金融の世界でも、
少なくても日本では証券に比べて
優遇されてきた銀行。
証券がこのハンデを乗り越えるのは
3月生まれと同じように
なかなか大変かもしれません。
でも証券も銀行も大事な金融の両輪。
国も「貯蓄から投資へ」
という掛け声をかけるなら、
もっと証券会社のことも
長い目で育てていってほしいものですね=^_^=

2009/4/30 THU
豊田章男次期トヨタ社長が
世界一の草レースと呼ばれる
「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に
ドライバーとして参加することが
話題になっています。


章男氏はトヨタの創業者喜一郎氏の孫、
豊田自動織機の創業者佐吉氏のひ孫ですが、
慶応大学在学中は
トヨタに入る気などさらさらなく、
ホッケーに熱中、
日本代表までのぼりつめました。
卒業後、米国留学、米投資銀行勤務を経て、
一般社員としてトヨタに入社、
係長から平社員への格下げといった
神話(?)も残しながら、
トヨタの十八番(おはこ)カイゼン運動を
販売部門に導入した実績などから
6月の株主総会での
社長就任が予定されています。


この人事、最近政治の世界でも
何かと話題になっている
「世襲」の点からも注目の的。
昨日の日経新聞大機小機
「ビッグスリー凋落の理由」にあったように、
例えばGMは最近4人のトップのうち、
3人が財務部門出身者、
対してホンダは歴代社長全員が
研究開発部門のトップ経験者と
日米の違いが鮮明です。
その点、国際C級ライセンスを持ち、
レクサスの開発にも関わった章男氏は
トヨタだけではなく、
モノ作り、現場を大切にする
日本のDNAをしっかり継承していると言えます。
でもそうはいっても、所詮
「金のスプーンをくわえて生まれてきたのさ」
という声が消えることはないでしょう。


同じように世襲の問題が騒がしい
政治の世界について、
おとといの日経夕刊で
鹿島茂さんが面白いことを。
「政治資金のメインが企業献金だったころ、
企業収益が政治家自身のふところ具合に
直結したので政治家は景気に敏感だった。
現在は〆切りのない作家のように緊張感ゼロ。
政治家に〆切りを自覚させるために
議員報酬を税収(特に法人税収)と
連動させるべし」と主張しています。
見方を変えれば、日本の政治制度に
政治家の貢献度を測る尺度がないのが
世襲を温存する原因になっている、
とも読めますね。


でも、章男氏が身を置く世界では、
いやでも業績が四半期ごとにオープンにされ、
株主などの厳しい評価にさらされます。
つまり3か月に1回は〆切りがあるようなもの。
世襲であろうとなかろうと、
〆切りは待ってくれません=^_^=

2009/4/29 WED
豚インフルエンザ問題で
テレビ、新聞に何度も登場した
無観客でサッカー試合が行われている
メキシコのサッカー場。
何を隠そう、王様ペレや天才マラドーナが
ワールドカップを高々と掲げたことで知られる
アステカスタジアムです。
ついでに言えば、釜本が得点王になった
1968年メキシコオリンピックの
サッカー会場にも使われ、
建設後40年以上たった現在も、
世界で一番美しいサッカースタジアム、
といわれています。
それだけに寒々としたスタンド風景から
豚インフルの怖さを
感じずにはいられないかめさん。


一方、検疫が強化されたメキシコから成田への
帰国便の乗客の中には
ボクシング・亀田兄弟の三男和毅選手の顔も。
インタビューアーの
「こんなことで帰国すると想像していました?」
の問いに、
「こんなこと誰も想像していないし、
体が大事だから」
と不安げに答えていました。


あの暴れん坊亀田兄弟まで・・・
と思いながらパソコンをたたいていると、
音声だけ聞いていたテレビニュースから
「国民が一致団結して戦えば
必ず勝ちぬけると確信しています」
という声が。
「うん?野球WBCは終わったし」と思いながら、
テレビ画面に切り替えると、
見慣れた舛添厚労相が
「情報はすべて速やかに開示します。
早く見つければタミフルが効き、必ず治ります」
と続けて訴えていました。
何かとこのコラムで
政治家の皆さんを批判することが多いかめさん。
でも舛添さんの話し、
説得力があり、なかなかのものでした。


経済界でも牛丼チェーンの松屋が
メキシコ産豚肉の使用を中止したり、
旅行関係の株価が下落するなど
影響が出始めています。
でも、大手スーパーの話によると、
狂牛病や鳥インフルの時と違って
豚肉の売れ行きには影響が出てない模様。
これも、豚肉は71度以上に加熱すれば全く問題ない
など、正しい情報が伝わっている証拠。
はやくこの問題が落ち着いて、
世界経済が回復軌道に乗ることを祈る
かめさんでした。

2009/4/26 SUN
昨日午後5時頃、あるメトロの駅を歩いていると、
若い男性がホームでゲロを吐いて倒れていました。
仲間たちが水を飲ませたりして
介抱していましたが、通り過ぎる人たちは
「日が沈む前から”クサナギ”しているよ」
とあきれ顔(^^ゞ


海の向こうでも米国ビックスリーが
”クサナギ”しています。
特にクライスラーは
週明けにも連邦破産法第11条を
申請するのではないか、との報道も。
でもよく誤解されるのが
この連邦破産法第11条、
いわゆる破産として財産を全部処分して
商売を畳むのではなく、
日本でいえば会社更生法や民事再生法のように
”やり直し”をする法律です。
ただ、労務費、医療保険、債務整理、
環境エコカー技術など問題山積み。


本家”クサナギ”君の問題点は、
”酒”に尽きる様子。
堀越高校時代は無遅刻無欠席で、
毎年1人だけ選ばれる堀越賞を
芸能コース在籍者で初めて受賞。
例のご乱行も家に帰ったと
勘違いしたのが原因らしく、
その証拠に服や靴、財布、携帯が
きちんとたたんで置かれていた、
と言うんですから笑ってしまう、
本当にまじめな本家”クサナギ”君=^_^=
何よりSMAPの仲間たちが
支えてくれそうなのが心強い限り、
おとといのつれづれ日記で
かめさんに”ごつん”とやられた鳩山総務相も
「”最低の人間”は言いすぎた、反省している」
と昨日謝ったくらいですから、
やり直しは大丈夫でしょう=^_^=


一方のクライスラー、
頼みの提携交渉相手イタリア・フィアットも
ストライキなど経営問題に揺れ、
SMAPのように頼れる仲間か???なかめさん。
マーケットは
破綻を織り込んで動きつつあります。
問題は裾野が広い自動車産業、破たん後、
どのくらい連鎖倒産が広がるか?
消費者マインドに及ぼす影響は?
金融危機も再燃しないか?などなどです。
日本も対岸の火事ではない、
クライスラーのやり直し。
要チェックやでー=^_^=

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